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2017年12月18日
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カテゴリ:がんばれ地方競馬
ミツオーです。



さて、ナムラダイキチについて畑中信司騎手にうかがった話、その最も古いものをご紹介します。
再三書いている、畑中騎手がナムラダイキチに騎乗することになった、その瞬間を思い起こすところから始まります。


このお話は、2011年12月、中日杯制覇直後にうかがいました。ナムラダイキチ3歳の冬です。


~以下、畑中信司騎手談話再録~



(ナムラダイキチで中日杯制覇。4大重賞は)初めてですね。
(アレに乗れば勝てるのに、と)言ったじゃないですか。言った2~3分後に中川さんが、「オレ、あれ(調教師試験にむけての研修)でいなくなるんやけど」って言われて「ええ?マジっすか?」って(笑)。


[注]この年の11月14日、たまたま畑中騎手と話す機会があり、そのとき、畑中騎手が「オープンの重賞(いわゆる4大重賞のこと)を勝ちたいんですよね」と言ったのをうけて、
「アレ(=ジャングルスマイルかナムラダイキチのこと)に乗れば勝てるんじゃないの?」
「そうですねえ。アレに乗れば勝てますよね(笑)」
という会話をした。上の「2~3分後」というのはまさにこの会話の2~3分後、という意味。



中川さんが「調教師の先生(=藤木師)と話し合った結果、お前に頼もうと思うんやけど」って。あの2~3分後ですよ。「どっちか乗れば勝てるね」って話してて、その2~3分後に(笑)。何でなのか理由はわからなかったですけど。


「2人で、何人か候補あげた中で、2人が一致したのがお前やった」みたいな。そんな感じじゃなかったかな。
(それを聞いて)いや~、けっこう、アツい、アツい想いみたいな(笑)。
(ヨシ!って?)いや、そうじゃなかったですね。ビミョーやったですね、何か。ホント、プレッシャーちゅうのが…。でも前回(北國王冠)、言うたら悪いけど負けてるから、乗りやすいっちゃ乗りやすかったですけど。
(やったー、とか思わない?)3:7ですね。3「やったー」、7「大丈夫かなあ、オレで」みたいな。

(中日杯優勝して)メッチャうれしかったですね。直線まん中で並んだじゃないですか、並んでちょっと抜けたときに「ああ~、よかった~」って思いましたね。抜けるまでは、ヨシと思わなかったですね。(勝って)気持ちよかったですね。


(道中は北國王冠と違って、相手から少し離れた位置を追走)ビタってくっついたら、ボクのも前回の見とったし、アレかなと思って、それやったらもうちょっと自然体で走らせてあげて、そこからバンって行ったときに、ジャングルスマイルについていけるかどうかやな、って思ってたんですけど、思った以上についてったかなって。


事前にそう思ってたわけではなくて、乗って途中で「ちょっと待てよ」って。これ、アンダースポットがタレてきてジャングルスマイルが1頭になるじゃないですか、1頭になったときに、どれだけ動けるやろうなあ、って思ったんですよ。
これやったら3コーナーでつかまえられるな、って思ってたからそんなに急いで行くこともないなと思いながらも、ジャングルスマイルがコーナーに入ったときには、「ヤバい、ヤバい」って(笑)。

(直線、内と外、離したカタチに)アレは、そうしないと勝てないような気がしたし。くっつけちゃうと相手も強いしなあって。


ボクも全部見たんですよ、ナムラダイキチのレース(映像)を。乗る前にぜ~んぶ見て、見たんですけど、中川さん、あんまり手応えなさそうなんですよ。向こう正面くらいから、ガーって追ってきてるから。
1回目乗ったときに、やっべえな、オレこんなん半周も追ってこれるかな?って。自信ねえなあ、って思って、で、1回目平場乗ったときに、「あ、思ったより自分から行くんや」って思って。
だから、そこまで急がんでも大丈夫かなって、思ってたんでね。逆に出て、ボクの方がジャングルスマイルにぴったりマークされたときに、そっちの方が競馬やりづらいなあと思って。行っちゃった場合は、ジャングルスマイルより早く行ってしまわないと、ついてこられたらアカンなあっていうシミュレーションはしてたし。

あの馬、スピード感ないんですよね。進んでないようで、進んでるなっていう。コーナー入ったくらいで、つかまえられたから意外と行けるなあっていう。


ゲートも、「あ、そんなに早く出たかあ」っていう感じですね。
(おかしいな、こんなに進んでるの?って)そんな感じ、そんな感じ。


追い切りもね、14・15のとこ行ってって言われるのが一番難しいです。目一杯行っといて、って言われたらブワって行っときゃいいんですけど。目一杯行っても、52~53秒くらい出たかなあ、と思って上がってきたら「49秒でした」みたいな(笑)、そんな感じの馬です。
(他の馬と)何が違うんやろな…一歩が大きいんやろね。攻め馬でも、普通の馬やったら、こう、「カタタン、カタタン」って感じじゃないですか。何か、脚、どっちか地面についてるな、ってイメージですけど、アレは「あ、今、浮いた浮いた」みたいな。


(ナムラダイキチとのコンビでは)だいぶプレッシャーは抜けましたけど、どこまでがんばれるやろな、という感じですね。
前の平場も、調教師、使いたくなかったんですよ、ホントは。
ホントは使いたくなかったんですけど、厩務員さんに教えてもらったんですけど「お前いきなりテン乗りやったらかわいそうやから」って。調教師さんはボクには言わなかったですけど、試乗してから行け、みたいな。「やさし~」と思って。万が一、平場使って重賞行ったから負けたとかなったら、これは申しわけないと思ってねえ。


(ナムラダイキチは)かしこい馬ですね。攻め馬でも気の抜けたような走りしかしないですけど、馬場の帰りは走って帰りますし(笑)。重賞の前になると喜んで厩舎に帰るんですよ。たぶん調教師さんが何かおいしいもん食べさせてくれるんだと思いますけど。平場のときは、テックテックテックって歩いて、重賞前になったら、ウヒョー!って飛んで帰ります(笑)。

~畑中信司騎手談話再録 ここまで~



古い話でした。
このころは「ダイキチさん」とは呼んでいなかったんですね。


他のインタビューを読み返すと、翌年の白山大賞典2着のあとに話したときには、「ナムラダイキチさん」を連発していましたので、そのころには「さん」づけになっていたようです。


上の談話、粗編集しかしていないため、読みにくくなっていますが、なるべくその場の雰囲気・語り口をそのままお伝えしたいと思い、編集しなおすのをヤメました。じっくり読んでいただければ幸いです。





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最終更新日  2017年12月18日 08時30分05秒
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