グッときた白駒妃登美さんの講演(1)
白駒妃登美さんの書かれた書籍や、講演録などを読み、是非彼女の講演を「生」で聴いてみたいと願っていましたが、やっと叶いました。 最初に、彼女を紹介するビデオが上映され、いきなり大きな衝撃を受けました。 『歴史を好きだった彼女が、日本航空の客室乗務員となり、28歳で結婚。2児の母となり幸せだった時、体調不良で診察を受けた際、子宮頸がんと分かり手術。やっと治った2年後に肺への転移が見つかる。 私は死ぬのだろうか? 10年後の夢も思い描いていたが、10年後が無いと思うと、明日何をすればいいのかが分からなくなってしまった。当時小5と小1の2人の子どもを残して、私はこの世を去らねばならないのかと思うと、悲しくて眠れない日々が続いた。 そんな時、昔学んだ歴史上の人物「正岡子規」の生き様を思い出した。彼は、脊髄カリエスという結核菌が脊髄を蝕み、猛烈な痛みに襲われる病に掛り、その痛みに耐えかねて、何度も死のうと思った。 しかし彼は、「痛みはあるが、今はまだ生かされている。生かされている今を大切にし、今を平然と生きよう」と決心し、死ぬまで創作活動を止めなかった。 「私もそんな生き方をしよう。生かされている今に感謝し、今を大切に生きよう!」「日々、自分を高め、最高の自分の状態で死のう!」と決心。 それから3週間後の検査の時、医師から告げられる。「ガン細胞が消えています」と。 ・ ・ ・ 「生かされている今を感謝し、周りの大切な人を精一杯大切にして生きよう」と考えた時、自然治癒力や免疫力高まり、ガンが消えたのでしょうか?』--- この時私の頭を、メンタリングで遺伝子学について学んだ時の内容が、よぎりました。1.遺伝子には人を幸せにする遺伝子と、不幸にする(例えば病気にする)遺伝子が ある。2.遺伝子にはONとOFFの2つの状態がある。3.病気の遺伝子を持っていても、これをONにしなければ発病しない。4.人間の1つの細胞には32億の遺伝子情報が書き込まれているが、ONになって いるのは全体の3%だけ。(残りの97%は眠っている)5.この眠っている遺伝子の中の、人を幸せにする遺伝子を1%ONにするだけで も、幸せになるための能力を飛躍的に発揮させることが出来るようになる。 (人は皆、無限の可能性を秘めている)6.人を幸せにする遺伝子をONにする6つの実行 ①どんな時も明るく前向きに考える ②思い切って今の環境を変えてみる ③人との出会い、機会との遭遇を大切にする ④感動する ⑤感謝する ⑥世のため人のためを考えて生きるーーー 白駒さんは、あの3週間の間に、この「6つの実行」の多くを実践され、幸せになる遺伝子をONにし、ガンを発病させる遺伝子をOFFに変えたのではないかと、推察しています。 彼女の講演の最初から、私は大きな感動と衝撃で、一気に引き込まれてしまいました。