品性完成した姿をイメージする
賢ちゃんのビジネス活動やボランティア活動の基礎に置いている、総合人間学「モラロジー」の学びを深めるために、千葉県柏市にあるモラロジー研究所で3泊4日の講座を受講し、本日浜松に戻りました。 モラロジーの創建者「広池千九郎博士像」の前で 今回は「講師対象講座」で、全国から190名もの社会教育講師が参加され、懐かしい顔に会えて、さながら講師の同窓会のようでした。 今回は、モラロジーの6大原理の中で最も中核となる原理、「伝統の原理(The Principle of Respect for Orthorinons)」について、学びました。 大正15年に「人類の幸福と世界の平和」を願って、モラロジーを命がけで創建された広池千九郎(ちくろう)法学博士の熱い念(おも)いを感じながら、理解を深めることができ、ただただ感謝あるのみです。 そして、これを自分の日々の活動の中に活かして行こうと心を新たにした、とても有意義な講座でした。 広池千九郎記念館内の国際会議場にて 国際会議場のロビーからの眺め さて、モラロジーでは、人生の最終目標を「品性完成」に置いています。換言すれば、「品性完成」を目指して、品性向上の努力を続けることが、自分の持ち味を生かし、いい人生を築く上で欠くことのできない要件と考えます。 この「品性完成」について、私は青年時代に、人生の師(メンター)の一人から、次のようなお話を聴き、深く共感しました。 「人それぞれに登るべき山がある。品性完成とは、自分の登るべき山を見つけて、その頂上に立つことである」 「自分がナスなのか、キューリなのか、トマトなのかを知ることが大切である。自分がナスだと分かったら、いいナスになることが品性完成であり、キューリやトマトの真似をしていても意味がない」 それ以来20年余、賢ちゃんは「どうすれば、自分の登るべき山を見つけられるのか」「どうすれば、自分がナスなのか、キューリなのか、トマトなのかを知ることができるのか」、その方法を探し続けて来ました。 そして、ついにその方法を「コーチング」のスキルの中に見つけたのです。その時の喜びは、言葉に言い表せないほどでした。そしてコーチになると決めたのです。 この講座の中で、2名の方にこの話をする機会を得ました。そしたら、その方法を是非教えて欲しいとのことで、個別に休憩時間を活用して、1時間ほどコーチングをさせて頂きました。 「個性だし」というスキルを実際に2人が体感した後で、頂いた共通の感想は次のようなものでした。 「今まで曖昧だった自分の品性完成した姿が明確に描けました」 「すごいですね~、コーチングって!」 「私も人に、してあげられるようになりたいです」 自分がなりたい未来の「品性完成」した姿を思い描き、これを自分軸として持てば、周りに流されない(ブレない)自分らしい選択が可能になります。 今回、モラロジーを学ぶ講師2人に、この体験をして頂けたことに、心から感謝しております。ありがとうございました。 広池千九郎記念館前の紅葉