少子化対策の好例(トカラ列島「宝島」の挑戦)
昨夜(7/3)のテレビ番組「衝撃のあの人、その後を追跡」のなかで、「9年前、100人の離島・鹿児島の宝島に移住した夫婦…今会ってみると驚きの生活を送っていた」というドキュメント番組を偶然見ました。 9年前に100人だった島民が、今では子供の数も増え、133人になっている(2015/12/31現在)とのこと。 「なんで病院の無い不便な離島なのに人口が増えるの?」と思ったので興味津々でした。 この島では子供が1人生まれると30万円、2人目が生まれると40万円、3人目が生まれると50万円、4人目が生まれると100万円が支給されるとのこと。 ここで紹介されたカップルは、9年で子供3人に恵まれていました。 正確な情報をメモ出来なかったのですが、古民家をリフォームした家に住み、家賃は月1万円とのこと、ご主人は農業を、奥さんはインターネットを通じて地元の観光をPRする仕事をしながら、生活をしているとのことでした。 移住してくる若いカップルを島民が温かく支援しているのも、東京などから移住したくなる理由かも。 私は常々、少子化対策は、子どもが1人目より2人目の方が、2人目より3人目の方が、3人目より4人目の方が、国や市町村からの補助金の額が増える仕組みを整え、若い人達に「結婚して、子どもをたくさん産まないと損!」と思えるような環境を整備することが大切だと、訴えてきました。 これを鹿児島県トカラ列島の「宝島」で実践していることを知って、とても嬉しくなりました。 同時に、なぜ日本では国を挙げてこれをしないのか、地元浜松市でなぜこれをしないのか、疑問でなりません。日本の少子高齢化が、解決すべき最重要課題であるにもかかわらず。 宝島(鹿児島)では、少子化対策に関心を持ち真剣に取り組んでいて成果を出しているのに、国や浜松市はなぜか「無関心」みたいに感じられ、寂しくてなりません。 今、コーチとして私にできることは何か、模索を続けております。お知恵を貸していただけると嬉しいです。