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カテゴリ:自転車
当ブログ人気記事「11Sスプロケットを10Sフリーに載せる裏技」ですが、もう1つ方法を考え出したので、紹介します。
あの記事は、11sスプロケットを1速抜いて、10sにして載せる方法ですが、今回はなんと11sのまま搭載できました。(ただし、限定条件がありますが・・・) 最近では、シマノでもCS-HG800 11S 11-34T みたいに10sフリーに装着できるものありますが、それではないです。 また、巷では、1.85mm削られている11速スプロケットが売っていますが、そういったモノも今回使用していません。あと、スプロケを削る加工は一切していません。 ネットで検索すると、こういった加工をするとスポークとスプロケが干渉するケースもあるとか・・・。 成功されている方のご意見を総合すると失敗しない限界は、1mm前後のようです。 最近では、シマノでもCS-HG800 11S 11-34T みたいに10sフリーに装着できるものありますが、それでもないです。 フリーハブは、FH-7403(8速)で30年ぐらい前のデュラエースハブになります。 フリーの緻密な音が忘れられず、見捨てることができないのです。 (11T非対応だったのですが、そこは、リューターで削って搭載できるようにしてあります。) 一般的に、10速までのフリーボディは、11速フリーボディに比べて1.85mm短いのです。 そのまま11速スプロケットを10速フリーボディに載せてもロックリングは回せません。 今回、用意した(家に既にあった)のは、10速の12-30T(CS-6700)とそれから、11速の11-28T(CS-6800)の2つです。 下の写真を見てください。 10速のローギヤは、1mm内側に削られています。これは、当初10速専用のアルミ製フリーボディがあったので、それに対応している仕様になっています。 普通の10速以下のフリーボディ(鉄・チタン)に装着する場合は、1mmのスペーサーをかませて装着します。 そう・・・10速用スプロケのローギアは、最初から1mm削られているわけです。 コレを使います。 「10速のスプロケットを11速に使っちゃダメじゃん・・・」と思った方も多いことでしょう・・・。 10速と11速のスプロケットの厚みは、一緒です。 間座がわずかに違うだけです。(11速が2.18mm、10速が2.35mm) 間座1枚につき、0.17mm広がりますので、今回は、3枚分で合計0.51mm外にひろがります。 RDのガイドプーリーの軸には若干のガタがあります。9000も当初ないといわれていましたが、触ると若干ぐらぐらします。 チェーンやスプロケも公差を修正するためのガタがあり、このぐらいの差だったら問題ないようです。 なお、11速の純正スプロケットのSIS調整のまま今回使えました。 11 12 13 14 15 17 19 21 24 27 30 青11-21は、CS-6800(11-28T)から、赤は、CS-6700(12-30T)から取り出します。 21と24の間ですが、たまたまHGギヤの位相がぴったり合ったので問題ありません。 (ちなみに、23 25 28では、位相が合いませんでした。) ※CS-6800は、CS-R8000とほぼ共通です。 シマノ(shimano) ULTEGRA(アルテグラ)CS-R8000 11S 11-28T 12345791358 (ICSR800011128) アルテグラ R8000シリーズ シマノ ICS670010230 ULTEGRA(アルテグラ) CS-6700 カセットスプロケット 12-30T [ICS670010230] くみ上げたスプロケがこちら↑。 トップギアが若干はみ出ていますが、問題ありません。 11Tは、12Tに引っ掛けるようになっていて強度に問題ありません。 11速用のロックリングは、十分ネジに噛んだのでそれも大丈夫でした。 組み込んだ結果がこちら↑ 11枚あります。 このまま自転車に組み込んだら、変速はするのですが、トップギヤに入れるとフレームにチェーンがあたってしまいました(゚o゚; でも、あきらめません。 シャフトに組み込んである左側のワッシャー2枚のうち一枚を右側に移設します。 もちろん、ホイールセンターがずれてしまうので、オチョコも調整します。 ハブシャフト左からワッシャー1枚取り除いてる図↑ si shimanoから抜粋↑ 6番のワッシャーを左から右にします。 パーツ図では、6番のワッシャーは1まいですが、うちのFH-7403は、左側6番が2枚ありました。 OLD130mmに間違いないので、他のパーツが若干薄いのかもしれません。 生産ロットで仕様が違うのかも・・・。 左側を1枚にして、右側を2枚にするわけです。 組み込んだ結果がコチラ↓ 右側のクリアランスは、問題ないです。 左側もOKです。スポークとRDのゲージのクリアランスが、写真だとかなりギリギリに見えますが、目視では2~3mmぐらいはあります。 ただ、狭すぎてスマホを突っ込めず、写真に撮ることができなかったですが、スプロケとスポークのクリアランスは超ギリギリでした。 仮に、1.85mm削ったスプロケを使うと、あたってしまいそうです。 昨日、早速3本ローラーで試運転してみましたが、問題なし。 全然違和感なし。11速純正スプロケのごとく変速します。 今日、多摩川で試運転。 負荷をかけても特に異変なしでした。 しかし、互換性は全く無視していますので、ご注意ください。 11-30Tは、RD-9000は互換性なしです。 ましてや、スプロケを10速と11速を混ぜて使うなんて想定外。 ついているハブがFH-7403なんて論外でしょう。 偶然できましたので、どの車体やパーツにも使える裏技ではありません。 安全性も保証できませんので、ネタ程度に読んでもらえたら幸いです。 ↓2020.7.19<TNIさんへコメントの返事です。> 現状ではこのような感じです。 ※フリーボディの外側が削れているのは、11T対応にするために意図的に削っています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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