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2008.02.15
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カテゴリ:健康・生活
「自由と平等が欲しいだと、本来、存在しない、そんな物が欲しいのか? そんなに欲しいのであれば、挙げるよ、ほら、拾っていけ! 
俺たちには通貨発行権さえあれば、他に何も要らない」

通貨発行権こそ、国家の尊厳を掛けたものであり「国家そのもの」であり、これを喪った国は、最早、独立国ではありません。

日本の場合、政府(財務省)が株の60%を所有する株式会社日本銀行が、日本の通貨である「円」の通貨発行権を持って、通貨の流通を管理・統制しています。

アメリカ合衆国(USA)の場合。
合衆国連邦憲法の第一章第八条五項には、
「合衆国議会は貨幣発行権、貨幣価値決定権ならびに外国貨幣の価値決定権を有する」との規定があります。

つまり、USAドルの通貨発行権は、USA議会にあると、USA憲法は規定しています。
しかし、1913年12月、クリスマスで浮き足立っているとき、ひとつの法律案がUSA議会を通過し、ウッドロー・ウィルソン大統領が署名して法律となりました。

この法律は、実質「中央銀行設立法」でしたが、議会に提出されたときは、
二人の議員の名前を付けた「グラス・オーウェン法」という名称でした。

この法律に基づき、FRB(連邦準備制度理事会)というUSAの中央銀行が設立されました。

新設されたFRBは、政府機関ではなく、100%民間の株式会社です。
USA政府は、一株も所持していません。
つまり、政府・議会・大統領からの管理・統制は、何一つできないし、会計監査もありません。

こんな民間会社がUSAドルの通貨発行権を握ってしまったのです。

ここでUSA憲法違反であるFRBの実態を見てみましょう。

1、USA財務省は、FRBからの指示でUSAドル紙幣を印刷・発行します。

2、このドル紙幣の所有権は、FRBにあります。

3、USA政府は、FRBからドル紙幣を購入します。

4、FRBは、このドル紙幣で、財務省発行のUSA国債を購入します。

5、ドル紙幣の購入代金、当国債の利息は、USA国民が払う連邦所得税で賄われます。

これは「犯罪」です。
FRBは、準備金など無く、元手ゼロで、巨万の富を「合法的」に取得しているのです。
USA国民の税金で発行された「ドル紙幣」を、タダで取得します。
それを政府に売っています。
「取得」ではなく「収奪」していると言ったほうが適切です。
世界最大・最悪の犯罪シンジケートに他なりません。

USA政府は、この「購入費」の支払いのために、USA内国歳入庁が、国民から連邦所得税を収奪しています。

実際、裁判で「FRBは、連邦憲法違反である」と勝訴したUSA国民が数多くいて、この人たちは連邦所得税の支払いが免除されています。

その後、1971年「ニクソン・ショック」で、USAドルは、「金」に換えることができなくなりました。
つまり、FRBは「金」から開放され、何の束縛もなくなり、USAドル紙幣を「自社の利益目的」で自由に印刷させることができます。

USAの「双子の赤字」の構造的理由がここにあります。

この「俺たち」すなわち、FRBの株主こそ「国際金融資本」です。
国家の通貨発行権を握る者「俺たち」こそ、国家権力の実効支配者です。
「俺たち」の代理人が、この法律案を秘密裏に企画・作成し、提出の際、ふたりの議員の名を被せただけです。
まさに、「俺たち」はUSA国家を丸ごと収奪、支配し、世界を統治しています。

事実、USA大統領は「俺たち」の傀儡であり、ポチに過ぎません。
「俺たち」すなわち「死の商人」のセールスマンのメッセンジャーボーイです。

大統領は、USA及びUSA国民に対してではなく、俺たち」に忠誠を誓っています。
「俺たち」に逆らうと「リンカーン」「ケネディ」になるだけです。

「死の商人」に忠実なUSAこそ「テロ国家」「超ならず者国家」「超圧制国家」であり、自国の大統領選挙さえマトモに運営できない「非・民主主義国家」ではあります。

「死の商人」「国際金融資本」に支配され、国家権力を収奪されている国、その名はUSAです。

さて、USAは「二大政党制」だと言われていますが、実態は「国際金融資本の政党」が二つに分かれただけです。
つまり、民主党も共和党と、もともと、一つの政党が割れただけです。
両党とも基本的な政策は変わりなく、傀儡政権を担当する時期が変わっているから「政策が違っているように錯覚する」だけです。

両党がそれぞれ選出する「大統領候補」は、一年間という長期の選挙運動を強いられます。
この莫大な「資金」を供給しているのが「俺たち」です。
資金面だけではなく、人材も提供しています。
「俺たち」の支援がない候補者は、途中で脱落せざるを得ません。

今回、共和党の候補に「ロン・ポール」という候補者がいました。
彼は、「FRB制度に反対」を掲げ、「草の根選挙」で、特に「インターネット」で支持を集め、序盤は勢いがありましたが、早々に選挙活動を断念しております。

USA国民には「俺たちが選んだ候補者」しか、選択肢がないのです。  
つまり、「俺たちが選んだ候補者」しか「大統領」に就任できないのです。

歴代のUSA大統領は、「俺たち」の傀儡であり、1913年当時の大統領・ウィルソンも同様で、「俺たち」から資金提供を受けていた操り人形に過ぎません。

彼は、死を前にして、次のように言い残しています。
「私は、一番不幸な人間だ、知らず知らずの間に自国を破壊してしまった」

しかし、一番不幸なのは、USA国民です。


付記 今回の記事は、前回:「アメリカ」という「反面教師」 の続編です。







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Last updated  2008.02.18 09:55:24
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