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テーマ:なんとなく雑記(557)
カテゴリ:ボーズ 1、2、3
ボーズ3に緊急命令が下った。それは、新住居に引っ越した兄よりのメッセージである。 彼は、新たなる住まいにおける、部屋の広さには納得しているが、台所とユニットバス、特に 前者が前住居に比べ狭いということに不満をいだいていた。 これは長年における滞英歴の結果集まった、多くの調理器具や食器などを効果的に収納する障 害になる。 直面している問題に対し彼がとった行動とは、食器を2つの空きスペースに分散して収納する ということであった。この絶妙なアイディアを実行しながら、彼は思った。 「こんな素晴らしいアイディアを思いつくとは、この俺も大したもんだ。これなら今は亡き我 が師、カラテケンジも天国で安心しておられることだろう。」と。 しかしこの後、とんだ災難が降りかかろうとは、時の彼にどうして想像できたであろうか。 翌日のランチタイム、IYHerの鏡である兄は、手作りのサンドウィッチに手をのばし、それを 躊躇なくほおばった。 そう、今の彼には栄養が必要だ。ひどく腹が減っていたのだ。 そこに災難が襲いかかる!悪い予感などあったであろうか?否、真の不運とは突如としてやっ てくるものである。 なんと、そのサンドウィッチには戸棚の脱臭剤の匂いが染み付いていたのだ。 「嗚呼、このサンドウィッチは既に食に適していない。」と彼は嘆いた。 皮肉にも、消臭剤は本来の目的を果たさず、それ自体が不快な匂いの素となっていたのだ、と いうツッコミはさておき、兄は「天は余程の試練を我に課したにちがいあるまい!」と、解決 策を考えるべく頭をひねり始めた。 そ、こ、で、だ。 炭成分配合とか炭パワーだとか、書いてある消臭剤(真の意味でだ、香水で汚臭をかき消すタ イプではない)を今度1つか2つ持ってきてくれ。 あと、あれだ、「なんちゃらコーン」だかカールだかを一袋お願いします。 ボーズ1 (≧∇≦)ノ彡 読んで笑ってしまった。 脱臭剤一つ頼むのの、なんと大変なことかと・・ 春に行くときにボーズ3は、兄からのミッションを果たすために「カール」を大切に 持って行った。 機内持込の手荷物にいれてね。 空港に迎えにきたボーズ1に渡したところ「これじゃない」といったんですと。 よく訊いてみるとどうも「キャラメルコーン」だったらしい。 「お兄ちゃん、それはカールじゃなくてキャラメルコーンやろ?」というと 「おれは、ビジュアルで覚えとくタイプだから」と言ったとか。(≧∇≦)ノ彡 たしかに形は、似てなくもない・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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