強い強い
今年のカープはかなり強い。まぁ、歯車が上手くかみ合っているだけにも見えるが・・・多分、交流戦のあたりで負けが込んでくると思う。けど、大きな連敗は無いだろう。おそらくはオールスターまでは5割以上は確実に維持できる。それまでにチーム状態がどうなっているか、だが・・・以前どこかでこう言ったことがあるが、野村監督の野手育成は評価できる。天谷やヒューバーを使い続けたのには問題があったが、梵、廣瀬を使い続け、結果を残したことは、攻守に大きなプラスがあった。岩本も精彩を欠いており、チームの足を引っ張っているが、仮にこのまま使い続けるとしても、俺は異論は無い。チームが勝っている今だからこそ、学べることはたくさんあるはずだ。梵と広瀬は、守備力の高さが魅力。岩本は精彩を欠いているが、送球はかなりいい。本来の調子さえ戻れば、攻守にれっきとした武器になる。少なくとも、赤松が戻ってくるまではスタメンでいいだろう。だが、投手陣はいただけない。連日のドタバタ劇。昨日の試合も守備固めが遅い。だが、やっただけマシ。野村監督は投手を扱うのが苦手だが、守備重視の考えに基づいて守備を高める様なチーム作りをした点は評価できる。梵や廣瀬がその現れであり、間接的に投手陣を上手く操っている。それでも、継投の仕方はもうちょっと何とかしたい。ブラウンがいれば・・・昨日の試合、サファテを回跨ぎで投入した事以外は評価しようがない。それにしても、先発陣はすばらしい。ここから先は、個々の評価をしてみるとしよう。18・前田健太やはり調子が悪い。昨年のようなキレは無い。だが、悪いなりに試合をまとめれてる点を見ると、そこまで心配することは無かろう。14・篠田純平防御率0.78は圧巻の一言。序盤に崩れかけたところを拙攻に助けられた部分もあるが。42・バリントンハーラーダービートップの3勝、防御率1.96。まさかここまでやるとは思わなかった。16・今村猛防御率3.38。悪い数字では決して無い。体力的にシーズンの最後まで持つかと言う不安はあるが。11・福井優也防御率1.37。同期の斎藤は3.18。早稲田の三大トリオ・・・いや、今年の新人の中で一番の成績かもしれない。先発陣は全く問題ないだろう。ドラ1ローテに、後1枚何かが加われば。2軍の大竹がいつ戻ってくるかにかかっている。それにしても、大竹、ルイスが抜けた後で、これだけ整備されるとは・・・だが、中継ぎ以降は不安しかない。信頼できるのがサファテだけ。7,8回を青木、シュルツ、岩見、豊田、梅津で、いかに回していくか。もっとも、野村監督にそこまでの上手さがあるとは思えないが。野手陣はやはりこの人。07年の日ハムの稲葉を思い出す。26・廣瀬純打率.379、得点圏.600、長打率.500、出塁率.474、打点17。チャンスで回ってくればまず打ってくれる勝負強さ。この人が簡単に凡退した打席が、今シーズン一つも無い気がする。その上、守備の上手さ、肩の強さ。完璧なまでのチートモードと言える状態だろう。全員2割打者の打線の中で、打線を1人で牽引している印象も受ける。梵は調子が下がってきたし、トレーシーの調子が上向きなのが救い。だが、トレーシーがある程度打っているので、廣瀬が勝負を避けられることがあまりないのは救い。廣瀬のおかげで、打線が安定して毎試合3,4点とれる。この「安定して」と言うのが重要。さて、横浜三連戦、3つ取れるか。