新刊『漢字が好きになるドリル』についての告白。
こんにちは、坂本です。いよいよ来週10日(水)発売になる新刊『漢字が好きになるドリル 小学1~4年生』。今日はこのドリルの「あまり知られたくない裏話」と中身についてお話ししたいと思います。今日お話しする内容は、どこにも書いてありません。もちろん、このドリルの中にも。。。 ■なぜ、漢字ドリルを出そうと思ったか──────────────────────────────────────私が今回、学年別の漢字ドリルを出そうと思った理由。 その最大の理由を正直に申し上げましょう。その理由は・・・じつは私の息子が、大の漢字ギライで、漢字を覚えるのがとっても苦手だったから。 そうなんです。漢字問題集を2冊出している身としては恥ずかしい限りなのですが、別に隠す必要もないので正直にお話します。 わが家の息子は、小学校入学当初から漢字のような形をうまく認識し、覚えるのが得意ではありませんでした。学校の漢字の宿題を毎日やってはいますが、作業的にこなしているだけで、漢字がまったく覚えられていない。かといって市販の漢字ドリルを与えても苦手意識が強く自分から進んでやろうとしません。書く量が多いだの、難しいだの、わからないので、癇癪を起こし、やろうとしなかったのです。強制的にさせても、三日坊主。 そして、あの『う●こ漢字ドリル』も試しましたが、最初はいいのですが、結局やらなくなる。しかも漢字があまり身につかない。。。そんなことをここ数年、くり返していたのです。 ■これなら息子も続けられる、覚えられる。そこで私は思ったのです。世の中には、息子のように漢字が覚えられずに困っている子、漢字がキライで勉強をしたがらない子がたくさんいる。既存の市販漢字ドリルでは、すぐにつまずき、学習が続かない。自信を持ってオススメできるものがない。親もどうすれば漢字を勉強してくれるのか、どうすれば漢字を覚えて書けるようになるのかとても悩んでいるはず。だったら、うちの息子をモデルにして、うちの息子でも、楽しく、毎日学習できて、しかも漢字が覚えられるドリルがあれば、それはきっと、どんな子にも有効なドリルとなる。 そして、そんなドリルがつくれれば、漢字が苦手な子も楽しく取り組めて、漢字に自信が持てるようになるはず。そんな思いから、この漢字ドリルの制作をスタートさせたのです。 ■「事件は会議室じゃない、現場で起きてんだ!」────────────────────────────────────── 漢字が苦手な息子をモデルに、自分の知識と経験を総動員して漢字ドリルをつくる。そのため、今回のドリルは、家族総出でドリルを制作しました。まず、私がドリルのレイアウトの試作をつくり、それを息子にさせてみて、様子を見る。意見を聞く。嫌がる部分を改善し、再度させてみる。楽しくなる工夫を盛り込む。で、また試す。。。こうした地道な作業をくり返して、漢字ドリルの中身をていねいにつくっていきました。一般的な漢字ドリルは、出版社の会議室で作られるものです。ですが、今回のように、家庭内の学習現場でつくった漢字ドリルはほかに例がないと思います。私のこれまでの指導経験を盛り込み、漢字が苦手な子どもの、本音の意見を取り入れ、改善し、現場でつくりあげた漢字ドリルです。 「事件は会議室じゃない!現場で起きてんだぁ!」そんなドラマがありましたが、まさに「家庭学習の現場」で、今回の漢字ドリルをつくりました。 ■お試しプリントを差し上げます。────────────────────────────────────── ではいったいどんな中身になったのか?つづきは・・・また次回、さよなら~とは言いません。ご安心ください。 試行錯誤する中で、最終的な着地点となったレイアウトがこちらです。 ↓■ 漢字が好きになるドリル(お試し用サンプル)■1年生版http://ms-file.com/1569/Storage/mihon1nen.pdf2年生版http://ms-file.com/1569/Storage/mihon2nen.pdf3年生版http://ms-file.com/1569/Storage/mihon3nen.pdf4年生版http://ms-file.com/1569/Storage/mihon4nen.pdf(※プリントアウトをするとお試し学習ができます。 漢字が苦手な子は前学年のものを使うとよいです) オモテ面で漢字の読み、書き順、書く練習を行い、ウラ面で「見るだけ暗記法」を使って漢字を書ける段階まで一気に引き上げていくという流れです。一見すると、普通の漢字ドリルに見えるかもしれませんが、ここには奥深~い、いろんな知恵と工夫が詰まっているのです。くわしい学習手順・復習方法は本書に書かれていますが、ここではざっくりと学習の手順を解説したいと思います。 <用意するもの>・ストップウォッチ(なければ、スマホの機能でもOK)・半分に折ったA4用紙(またはノート) ■お試しプリントの学習方法────────────────────────────────────── <オモテ面:サンプル1ページ目の左側> 漢字の読み・書き順などの基礎を学ぶ(1)各漢字の下にある「音読コーナー」を タイムを計りながら通して読む(目標30秒)(2)語い力アップメモを声に出して読んだら、 もういちど、「音読コーナー」を時間を計って読む。 (タイムはページ上部に書き込む欄があります)(3)書き順を確認してから漢字を3回ずつていねいに書く<ウラ面:サンプル2ページ目の右側> 見るだけ暗記法で漢字の書きをマスター(1)続いてウラ面。まず「1分間テスト」を行う(2)マル付けをしてまちがえた漢字を暗記リストに書き込む(3)ここからは「30秒暗記」と「1分間テスト」のくり返し (満点が取れるまで)※見るだけ暗記法のくわしい手順はこちらをご覧下さい。 以上の方法で、ぜひ試してみてください。実践のコツは、スピード感です。きっと、お子さんの変化に気付くことでしょう。 ■で、息子はいまどうなった?────────────────────────────────────── 漢字が苦手な子、漢字学習を嫌がる子でも、漢字がスラスラ書けるようになる──。そんな魔法のような漢字ドリルをつくりたかった。 そして、家族の協力も得ながら、男子にも女子にも親しみやすい最高の漢字ドリルが完成しました。(イラストは奥さんに担当してもらいました)そして、原稿があがってきた段階から息子にこのドリルで学習をさせていますが、息子は現在も嫌がらずに、毎日、漢字の学習を続けています!そしてこれまで取りこぼしてきた漢字をひとつひとつ着実に身につけ、確実に書けるようになっています。 漢字ドリルの本質は、机に向かわせるだけでは不十分。実際に「書けるようになる」ことがもっとも大切なのです。「書けてなんぼ」の世界。 書けるようになる漢字ドリルをぜひ一度、試してみてください。予約・購入は下記のリンクからどうぞ。(Amazonリンクです)漢字が好きになるドリル小学1年生漢字が好きになるドリル小学2年生漢字が好きになるドリル小学3年生漢字が好きになるドリル小学4年生夏休みの毎日の学習にも最適ですので、漢字の予習・復習をしたい人は、ぜひこのドリルを活用してみてください。■この夏、みんなで一緒に実践しよう!────────────────────────────────────── この夏、ツイッターで息子の実践状況を投稿していきたいと考えています。皆さんもツイッターやインスタで、ハッシュタグ「#漢字が好きになるドリル」を付けて投稿してください。私も皆さんの実践状況を見に行っていいね!やコメントを付けに行きます。https://twitter.com/shichiro7この夏は、ぜひみんなで毎日実践して、漢字を得意に変えてしまいましょう! 一人でも多くの子がこのドリルを通じて漢字を好きになってくれることを願っています。家庭学習コンサルタント坂本 七郎 追伸:ドリル1冊でだいたい40日分の学習量があります。オススメは、発売して届いたら、すぐに学習をはじめることです。なぜなら、今から始めれば夏休みが終わる頃には、一冊仕上げることができるから。(漢字の学習を何日か休んでも大丈夫!)漢字に対して大きな自信をもった状態で、2学期を迎えられることをお約束します。よいタイミングだと思いますので、ぜひドリルが届いたら、学習の仕方をよく読んですぐに実践をはじめてください。 ■発行:株式会社ドリームエデュケーション