「ありがとう」やて
コンビニで買ってきた入浴剤を二袋入れるのがいつもの習慣や。ホテルに戻り、ゆっくりバスタブに浸かり、そして上がった。「なんでやねん」ベッドの上にあるはずの、浴衣パジャマが無い。怒怒怒怒怒(以前も一回あった)「そのシャツ新しいでー」出張の朝、下着を着ていると、連れ合いから言われた。「買うな」と言うこっちゃ。出張の時には、シャツやパンツをコンビニで買うて、着てきた下着は捨てて来るのんが私の流儀。(従って、基本的には家では下着は買わへん。)釘を刺されたもやから、入浴ついでに下着を洗って乾してもうた。「どないすんねん?」いったんは、洋服を着なおそうと思うて、ハンガーに手を伸ばしましたが、止めた。客室係に電話をして、浴衣パジャマを持ってきてもらう。腰にバスタオルを巻いた格好で勝負。男性客室係りが来るほうに賭けました。女性が来て、セクハラだなんて言われたら面倒やしな。これを読んだら、連れ合いは「こらころ、何しとんねん」と言うだろう。大丈夫や、男性が来はったからなー。せやけど、客室係りに「浴衣が無い」と電話した時、「ありがとうございます。すぐにお持ちいたします。」やて・・・何がありがたいもんか、そう思ったけど、「ありがとう」は常套句やからしゃーないんかなー。もうひとつの常套句、「申し訳ありません」が出てこなかったんは、まだまだ修行が足らへんなー。私は修行が足りすぎで、「すんまへん」ばっかりやけどなー。