砂糖
アイスコーヒーを飲んでいるおばあさんが、砂糖の蓋を開けた。(オヨヨ・・・入れるんかいな?)スプーンを手にした。(溶けへんからやめよし)半分残ったアイスコーヒーは、氷が露出していて溶けそうにない。(無理や無理や・・・)一瞬は趙著している。(僕の残りあげようかな?)おばあさんは、スプーンに砂糖を乗せた。(おいおい、近づけなきゃこぼれるよー)50センチの距離を山積みの砂糖を乗せたスプーンが移動する。ボロボロボロ・・・(言わんこっちゃない・・・言ってはないか? でも、もう止めとき)懲りずに2杯目をボロボロボロ・・・(甘いのが好きなんやなー)おばあさんは、ストローでかき混ぜて飲んでいたが、おそらく溶けはしなかったと思う。それにしても、いい人だ。「ガムシロください・・・」そう言えばお代りくれるのに。昔の人なんだなーと思う。かつて、ドトールコーヒーで毎回砂糖を掴み取り&お持ち帰りしていたオバハンとは大違い。人生いろいろ。人もいろいろ。でも、優しいに越した事はない。