テーマ:DVD映画鑑賞(13600)
カテゴリ:本の話
時は1965年春。四国の田舎町「観音寺」でベンチャーズの「パイプライン」を聞き、ロックに目覚めた高校生の物語。
団塊の世代のお父さん達の高校時代。そう、あの頃は皆、ベンチャーズが好きだった。でも経済的にエレキギターが買えずに、憧れるだけの存在でした。ところが作中の4人は夏休みにバイトして、ついに各々の楽器を手に入れる。クライマックスは高3の文化祭。そしてメンバー達との別れ。彼らの朴訥さ、一生懸命な姿に、我々の高校時代を重ねてしまいます。 そしてついつい涙腺が緩みます。 前回書いた「プー横丁の家」も「青春デンデケデケデケ」もあの頃に戻りたいと言うノスタルジーに駆られるのです。 原作はチックンと同い年の1949年観音寺生まれの芦原すなお氏。彼は高校時代はバンドを応援する側でしたが、今作で直木賞を受賞し、高校時代の夢を小説の中で果たしました。 そして友人たちと作中と同名のバンド「ロッキングホースメン」を結成し、定期的に活動を行っているそうです。 素敵な仲間達との出会い。素晴らしい高校生活3年間。 ベンチャーズ時代のお父さん達 必見。 I FEEL FINE! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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