はじめのいっぽのてまえ

この作品が、レッドフォードの初監督作品なんだ。レッドフォードらしく「地味」な題材。このあと「地味」なヒューマンドラマを何本か監督するんだが、「ミラグロ」「リバーランズ～」「クイズショウ」など見たが、堅実な演出で見せ方が上手い。俳優の時はアイドル系なにねぇ？もっと、派手な映画を撮ってもおかしくないのに。僕は、「地味」系の映画の方が好きだけど。

平凡な家族に突然長男の死が訪れる。それと向き合えず引きずる家族。精神科医を通して父と子、母と子、夫婦の関係を浮き彫りにしながら、弟が兄の死に向き合い受け入れていく。その子を見て父が家族を修復しようとするが、母は子の死を受け入れられない。父と子と母と子の関係の違いにも考えさせられた。

精神科医の言葉「生きていくこと・感情を持つことはつらいことをともなう。だが、生きながら死んでいるより快いはずだ。」。

３人の演技力は、みごと。加えて精神科医がいい味出している。アカデミーのあ作品・監督・脚色賞等を取っている作品だけど、まぁ監督賞はいいとしても、作品賞までの作品かは疑問。弟役のティモシー・ハットンに助演男優賞だけど主演じゃないの？誰が主演なの？お父さん？

話の途中から好きな女の子が出てくるのだが、やはり人を変えるのは異性ってこと？親友じゃないってことかなぁ。



昨日の台風すごかった。夜は雨戸も全部閉めて準備万端で寝たが、風の音・風による揺れで怖くて眠れんかった。こんな台風は初めて。いつもの雨台風は、わくわくして「降ってるよー」ぐらいなんだが…。いやー、怖かったほんと。