はじめのいっぽのてまえ

天竺熱風録 3 （ヤングアニマルコミックス） [ 伊藤勢 ]

 ■レビュー内容
　

　「見た目って大事かもな」
　玄策とネパール王の腹の探り合いも、なかなか面白かったけれど、やっぱり、ラトナ対イエティさんとの対決は見所です。アクションのスピード感も腹の探り合いでの人物の表情も素晴らしく画がうまい。ラトナにヤスミナ、女性は特に綺麗で良い。

■あらすじ【ネタバレ注意】■

　玄策らは、ネパール国境へ差し掛かるが、ティーラブクティの兵士に追われ矢を射かけられる。図ったかの様にネパールの女将軍ラトナが現れ玄策を救う。一行はカトマンドゥへ到着、玄策はネパール王ナレーンドラにマガダ国の政情を訴え、兵を借りることを申し出る。ナレーンドラは即答を避けるが、玄策はナレーンドラの様子からマガダ国の政変も知っていたと確信、出兵はほぼ間違いないと踏む。
　一刻の後、ナレーンドラは玄策の予想通り7千の騎兵の出兵を決める。しかし、7千では勝てないと考えた玄策は、吐蕃（チベット）へ赴き、援軍を頼みに行くと言い出す。玄策はナレーンドラの真意を見抜き、あくまでもアルジュナ政権を倒す姿勢を見せる。ナレーンドラは止む無く、カトマンドゥにチベット兵が駐留していることを告げ、チベット軍将軍ロンツォン・ツァンポと引き合わせる。ロンツォンは出兵を了承、ネパール、チベット合同軍がラトナ将軍の下、カトマンドゥを進発する。