はじめのいっぽのてまえ

プリズマ☆イリヤ2wei！（3） Fate／kaleid　liner （角川コミックス・エース） [ ひろやまひろし ]

 ■レビュー内容
　

　「卑劣！こっそり姉ポイント稼いじゃってー」
　いゃ～、相変わらず、魔法少女物とは思えない壮絶な戦闘シーンですなぁ、面白い。イリヤとクロエのどっちがお姉ちゃん争いも面白いけど…。宝具のお披露目はいつも美遊なんだけど、何か意味あるのかなぁ…、考えすぎ？

■あらすじ【ネタバレ注意】■

　クロエと暮らし始めドタバタの毎日が続くのだが、そんな平穏な日々は長くは続かなかった。クラスカードの回収役の前任者で封印指定執行者バゼット・フラガ・マクレミッツが、ルヴィアの屋敷を襲いカードを奪っていく。異変に気付いたイリヤとクロエはバゼットと対峙、特殊魔術礼装のイリヤとクラスカードの気配がするクロエ、二人の子供を見ても、バゼットは容赦なく圧倒的な力をふるう。なす術なくイリヤの持つクラスカードが奪われてしまうが、時間稼ぎが奏功し美遊が参戦する。美遊は、強敵を前にライダーをインストール、躊躇なく宝具「騎英の手綱（ベルレフォーン）」を放つのだが、バゼットの神代の魔剣「後より出でて先に断つもの斬り抉（えぐ）る戦神の剣（フラガラック）」の一撃を食らってしまう。
　それでも、皆で集めたカードを渡したくないイリヤは最後のあがきを見せると、凛とルヴィアのガンドの援護を受け、バゼットに凛がクロエにした痛覚共有の呪術を仕掛けることに成功する。さらに、凛は冬月市の地脈に8枚目のクラスカードの存在を明かし、冬月の地脈の管理者遠坂の協力がなければ回収はできないと脅し、バゼットに一時休戦とクラスカードの返還を迫る。バゼットは、現場の判断を越えたと要求を受け入れるのだった…。