■レビュー内容
「ワガハイはさみしいを獲得したゾ」
仮想通貨の話から、北のサイバー攻撃部隊まで話を膨らませますか、さすがです。その騒ぎをペンタゴンが見過ごすはずはなく、ちゃんとゴーレムの話が出てきましたねぇ、面白い。バドにUSB充電の機能も付けた方がいいんじゃね、行方不明事件が気になります。
■あらすじ【ネタバレ注意】■
仮想通貨窃盗犯を追い詰め、出し子の逮捕にこぎつけ一件落着かに見えたが、犯人は北コクリ共和国のサイバー部隊だった。バドが犯人追跡のために迂回に使ったサーバーが次々に攻撃にさらされる。バドは自身の存在がばれないよう防御しつつ反撃に転じるのだが、あまりのことに周囲への警戒を怠ってしまう。相沢の書斎からの物音に気付いたエミが書斎でPCを操るバドを見てしまう。バドは、とっさにエミに電撃を喰らわせ気絶させる。エミは、バドのことは覚えていないようだが、それ以降エミはバドを見ると不安な気持ちになるのだった。
介護ロボットバディドッグの開発は順調に進み介護施設での実験に入っていた。施設へのプレゼンテーションに訪れた相沢と一ノ瀬は、業界をけん引するチャペックス社代表でロボット王子こと紫門真茶人と会う。プレゼンは、チャペックス社の介護ロボットに完敗、更に国の補助事業への参加をしていないことを指摘されてしまう。
相沢と一ノ瀬は補助事業の説明会に参加する。説明を受ければ受けるほど開発者がバドで、データなど全くない状態では申請は困難に思われ、相沢は頭を抱えてしまう。一ノ瀬は、紫門に誘われ共通の師であるDARMAのレイチャル・カークライト博士の講演会へ出かけて行く。紫門は、一ノ瀬のAI開発の能力を評価しヘッドハンティングしようとしていた。
相沢は、申請の話をバドに持ち掛けると、バドはシリコンバレーのベンチャー企業を買収して開発データを作らせ、AIの開発者は一ノ瀬とすればよいと言い出す。バドの策に乗るしか手のない相沢は、何とか理由をつけ開発者の名義を一ノ瀬にしたいと言うと、一ノ瀬は開発者に合わせてほしいと言うのだった。
どうしてもバドがいると不安になってしまうエミは、とうとうバドを不燃物回収に出してしまう。正志には玄関を開け放していたらいなくなってしまったと説明する。バドのことだからすぐに帰ってくるだろうと高を括っていた相沢だったが、一向に帰ってこない状況にカノンからの懲罰があるのではと心配になり、バドを探し始めるのだった。
バドは、何とか不燃物回収車から脱出するが、通信機能が故障してしまい電話はおろかネットにも接続できず迷子になってしまう。バッテリー切れを回避するためリサイクルショップへ侵入するのだが、売り物と間違えられ母子家庭の家へ買われてしまうのだった…。