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はじめのいっぽのてまえ

2019.10.20
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 ■レビュー内容
 

 「できる限りのことを超えたら許してもらいたい」
 この世に不可侵の条理や真理があるのなら、もっと楽に暮らせるのだろうか。それは神に祈ってもダメ、こっちは叶えてあげましょう…みたいに教えてもらえるような。李斎が西王母や玄君に憤るのは理解できる、神々の言は小を犠牲に大を救うというシステムのようで正論なんでしょう。でも、正しいからと言って受け入れられないこともあるよなぁ。
 何年ぶりか、十二国記の新作が出るって聞いてワクワクしてます。やっとの思いで、この話の続きが読めるんですね。楽しみ!!!!

 

■あらすじ【ネタバレ注意】■

 陽子は、寝ている李斎の寝間にいた。陽子に気づいた李斎に陽子は話しかける。同じ胎果である泰麒を思い、荒廃する戴国の民を思い苦しくなるのに、何もすることが出来ないのだと。李斎は、自分が犯した罪の重さを思い知り、陽子に兵を出してはなりませんと言うのだった。陽子は、李斎の真意を悟り、出来る限りのことをする、しかし出来る限りのことを超えてしまったらどうか許して欲しいと言うのだった。
 戴国の現状を確認し、戴国への直接関与は避け、泰麒の捜索が今できることだという結論に達する。だが、泰麒を見つけるのに10年かかったと言う六太は、簡単に泰麒を見つけることは出来ないだろうと言う。陽子は、以前から考えていたと言い語りだす。この世界では各国が協力して何かをなすことをしないのだと言うが、一つの国でどうにもできないことでも、協力すれば解決できることもあり、それを取りまとめる何かがあってもよいのではないかと。一同は思いもよらない提案に驚く。今回は、尚隆が調整役になり、各国へ打診することが決する。
 数日後、陽子は六太から恭、範、才、漣、奏の5か国の協力が得られたことを聞く。奏、恭、才が崑崙を、慶と雁は範、漣と協力して蓬莱を捜索することになる。陽子は、六太に連れられて蓬山へ行き、碧霞玄君と会う。六太は、泰麒捜索を天の定めた摂理に合致するかを問うのだと言う。玄君は、陽子らにこのままでは泰麒が不憫だと言い、六太の申し出を受けるのだった。翌日、陽子らは、泰麒捜索の件は天の条理に反しないとの回答を得、他にいくつかの返答を受け二人はそれぞれ帰国する。
 帰国した陽子を祥瓊が待っていた。祥瓊は、範国の使者がやってきて李斎に会いたいと言っていて、使者は城下の宿屋で待ってもらっていると言う。氾王からの親書を読んだ陽子は、祥瓊から事態の詳細を解説してもらい、やっと氾王自身が来ていて大事にせず李斎と会いたいのだと言うことを理解する。陽子は、景麒と浩瀚に相談し使者を迎える。
 李斎は、起き上がり支えがあれば歩けるほどまで回復していた。氾王であることは伏せ李斎に会わせると、氾王は李斎に腰帯の破片と帯飾りを見せる。それを見た李斎は、床に崩れ落ち、驍宗の物であると言うのだった。李斎は、この帯飾りは氾王から贈られたものであることを思い出し、目の前の人物が氾王であることを悟る。氾王は、これが戴からの玉の荷の中にあったといい、その荷は文州淋宇(りんう)からだと言う。帯の状態から後ろから刃物で切らていおり、驍宗が酷い怪我を負ったことは明白だが、行方の手がかりになる。氾王は、李斎に諦めるなと言い、李斎は一縷の望みを抱くのだった。
 泰麒の捜索が開始される。以前に泰麒を見つけた場所をおぼろげながら覚えていた六太は、捜索を楽観視していたのだが、すぐにそれが裏切られる。蓬莱全土を大まかに探ったのだが、麒麟の気配がないのだった。泰麒が蓬莱から帰ってこられない理由があることが判明するのだが、それが何なのか分からないままだった。そんな折、氾麟と廉麟が使令が怯えて言うことを聞かないと言い出す。大きな穢れ、災い、凶があると言うのだが、要領を得ない。強力な妖魔のような者ではないかと気づいた李斎は、饕餮の傲濫ではないかという。しかし、使令は、饕餮だとしてももう使令ではないという。
 蓬莱に妖魔がいるはずもなく、正体を確かめるため六太らは蓬莱へ渡り、その正体が穢瘁(えすい)に罹った泰麒で、ほとんど饕餮を押さえることが出来なくなっていた。六太は、一刻の猶予もないと悟り、各国に助力の要請を行い、蓬山へ向かうのだった。
 六太は、陽子と同行を懇願した李斎をともない蓬山へ。玄君に会い泰麒の現状を報告し、助け出す方法を訪ねる。翌日、玄君は思いもしないことを三人に告げる。泰麒を見捨てろと…。それを聞き李斎は、仁道をもって国を治めろという天帝が無慈悲なことを言いうのかと激高し、次の泰麒が王を選ぶまでに戴国は滅亡してしまうと助命を懇願する。李斎の訴えに玄君は、泰麒が戻ってきても、麒麟の性を失い使令もなくどうやって身を守り、逆賊を打つのかと問う。右腕を失っている李斎は、返答に窮するのだが、泰麒があることが戴国民の希望となると言って引かなかい。玄君は、とうとう六太に策を授けるのだった。
 角を失った泰麒は、ほぼ人で廉麟の呉剛環蛇は通れず蝕を起こすしかない。しかし、蝕を通り抜けることは仙にしか出来ないため、一時的に雁に泰麒の戸籍を用意し、延王が蓬莱に渡り三公に召し上げ仙とし、蝕を通すというものだった。不測の事態が起こりかねない危険な賭けを実行する。
 泰麒は6年の年月を経て帰ってくる。しかし、穢瘁はひどく、すぐさま陽子、尚隆、李斎が玄君の元へ連れて行くのだが、手に負えないと判じた玄君は、西王母に泰麒を託すのだった。尚隆でさへ初めて会う西王母は、泰麒の使令は預かり清めてみようというのだが、泰麒については何も言わない。李斎は泰麒を救ってくれるよう懇願するのだが、西王母は戴のために何もできない者が必要なのかと問う。李斎は、このままでは戴は滅びてしまう、どうか泰麒という希望をと言う。しかし、西王母は、何故戴が滅んでしまってはいけないのかというのだった。意外な問いに李斎は、戴が滅びるのならそれは自分のせいだからだといい、それは許せないのだと。神々ですら救えないなら、せめて戴の民に光をというのだった。西王母は、病は治すだがそれだけだと言い残し、三人を追い払うのだった。
 泰麒とともに慶に戻った一行が、皆に報告を終えると、麒麟たちはそれぞれ国へ帰っていく。西王母が治すと言った泰麒はしばらくして目を覚まし、李斎と再会する。多くの助力を陽子や六太、景麒に謝すのだった。
 泰麒は自分が動けるようなると、これ以上慶にすがるわけにはいかないと、何が出来るわけでもないが戴に戻ろうと李斎にいうのだった。しかし、李斎は自分が武人としてはもう役に立たないことを自覚しており、泰麒を守るだけの力はない、どうにか泰麒を引き留めようとする。李斎は、自分が守りたっかものが戴国ではなく、泰麒だったのだと気づく。泰麒は、李斎が言ったように神々が見放した戴の希望となるために戻る決意をするのだった…。







Last updated  2019.10.20 10:32:39
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 知りたい人@ この映画大好きです。 いい映画紹介されていますね。 私もこの…
 きん☆ぎん☆すなご@ Re[1]:『どら平太』(11/09) たこちゃん★~KIREI~を知りたい!さん。…
 たこちゃん★~KIREI~を知りたい!@ Re:『どら平太』(11/09) はじめまして。 私も、どら平太を見まし…
 きん☆ぎん☆すなご@ Re:私も。(10/19) tatoまめさん。こんにちは。 >蝶衣を…
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