はじめのいっぽのてまえ

超人ロック 冬の虹3巻【電子書籍】[ 聖悠紀 ]

 ■レビュー内容
　

　「可能なのか？そんな…！可能だよ。紙の上ではね」
　軌道エレベーターの動力の研究から超光速飛行、要するにワープ航法にESPジャマーにつながっていくって寸法ですね、なるほど。ジャマーを作る話もあったなぁ、鏡の檻か。最初のジャマーはオレンジが作ったってこと？オレンジの名前は出てなかったと思うけどなぁ。超人でないロックの次なる戦いは大口径ライフル戦、楽しみ。

■あらすじ【ネタバレ注意】■

　王を確保するため派遣された工作員楊（よう）は、王に接触を図る。楊は、王が任務を果たしていないことを確認し本国に連行しようとするが、ロックが現れる。ロックは、感情がなく殺人機械の様に行動する楊に苦戦、かろうじて王の援護で退ける。王の念動力で右腕を骨折させられた楊は、近接戦を諦め、大口径ライフルを入手するのだった。
　副社長ユージンに連れられてスカイリフト社の心臓部の技術開発部へ案内されたロックと王は、技術開発部の頭脳オレンジと会う。二人の念動力を目の当たりにし喜ぶオレンジは、軌道エレベーターの動力に使うことを提案するのだが、ユージンにはもう一つの可能性「超光速飛行」を示すのだった。
　王の故郷の師匠から手紙が届く。入っていた写真を見たロックは、写真から楊のプロフィールデータを見つけ出し、それが王への警告だというのだった。クリチコフの協力を得て格闘の訓練を始めたロックだったが、楊の行方を追っている地元警察の刑事から楊が大口径ライフルを手に入れたことを聞くのだった…。