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テーマ:映画館で観た映画(8352)
カテゴリ:映画
父親に虐待を受けていたセリーは、子を身籠もっては取り上げられ、さらには望まぬ相手のところへ嫁ぐことになる。支え合いながら暮らしていた妹とも離れ離れとなり、夫からの理不尽な扱いや暴力にも耐えていた彼女だったが、周りに流されず自立心を持った女性たちに出会うことで、自分の可能性に気づいたセリーは、新しい世界へと飛び出していく。 まずは、歌。 スゴいんですよ。 差別的に受け取られたくないんですけど、アフリカン系の人たちの音楽のポテンシャルにはどうやったって敵わないって思いました。 上手く説明できなくて、非常にもどかしいんですが、身体中にビートが流れてて、自分自身が音楽って感じです。 音域が広いとか、音程がいいとか、ええ声やとか、そんな次元の話じゃない。 全身で音楽を奏でてるなーって感覚になります。 人種も男女にも差別が当たり前だった時代の話なのですごく切ない話なんですけど、 時代に抗い、未来を切り拓いて、自分を貫く女性たちの姿は痛快です。 そこに素晴らしい音楽が合わさって、141分とけっこう長いんですけど、楽しめました。 ミュージカルなので、暗い場面も音楽の力で希望があるように感じられますし、絶望感にならないんですよね。 すごく特別な名作かって言われると、そんなに心打たれるってことはなかったんですが、 差別問題を取り扱ってますが、エンタメとしてかなり完成された映画だと思います。 音楽好きな方は絶対観てほしいですし、女性には、いやむしろ男性が観るべきか、 とにかく万人にオススメしたい作品ですね。 ★★★★☆ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024.03.22 00:00:12
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