疲れた。今日は、予定外のことばかりあって、10時すぎまで残業。
社内公募にも落選し、後輩にも抜かれて、4月期の異動もなく、現職残留となった禁玉減酒である。少し、凹んでいるぞ。
昇任したり、希望ポストに異動する人は、イキイキ・ウキウキしているけど…。
小生のまわりは、どよーんとした空気が漂っている。
そんな時、今日、ひまそうな小生に対して(確かに、他の人はみな忙しそう)、上司から、役員Kさんの異動のあいさつ回りに随行しろとの命令。
役員Kさんは、4月の異動で、本社の昇任レースの最有力と言われていた人だが、結局、子会社への転出となってしまい、別の人が昇任することになった。
Kさんには、小生の覚えはあまりめでたくない。間に合わない部下でしたから。
社用車で5時間ぐらいかけて、得意先などをあいさつまわり。車内、あまり会話ははずまない(はずむはずもない。)。
車中で、Kさんは、まだ、今回、本社ポストに付けなかったことをぼやいていた。
「幹部に、直言しすぎた結果だと思うが、後悔はしていない。疎まれたんだな。」
「ポスト獲得に、オレは寝技・裏技のたぐいは使わなかった。しゃあない。」
など、最初は、強気だった。
取引先の役員も、
「Kさんが、本社ポストに適任だと思ったのに、なぜですかねぇ?」
「今まで、Kさんがいたから、安心して取引できた。後任は、大丈夫です?」
と、話していた。
が、そのうちに、Kさんも、車内で、
「出世する人って、いったいどういう人なんだろうか?(←小生にしてみれば、あんた、ずいぶん出世してますから!)」
「どういう基準で、誰が、人事を決めるのかな、お前、わかるか?(←小生ではないことは、確かです。)」
「何年かして、本社を訪問しても、俺のこと覚えていてくれるかな?」
などと、弱気な発言になり、
最後には、
「内示後、よく眠れない。(←デパスあげましょうか。)」
「子会社には、知った人はほとんどいない。」
「活動の範囲も、いまより随分小さくなる。」
…と、かなり参っている様子がありあり。
出世レースのトップを争っていたKさんだけに、今回の件はこたえているようだ。
窓際族(古い!)の小生も、4月はいろいろと悩みがあるのだが、出世に向けて競争してきて、結果を残してきた人にも、大きな悩みがあるんだと、少し安心した。
で、日中にやらなければいけない仕事を残業してこなし(←本当か?)、今、帰宅。疲れた。
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