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2020年10月05日
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カテゴリ:映画
先週の金曜日から公開となった映画「浅田家!」
第34回木村伊兵衛写真賞を受賞した浅田政志の著書「浅田家」「アルバムのチカラ」を原案にした人間ドラマということで、予告編を見た時からから気になっていて、事前にムビチケを購入。



そして、公開初日の舞台挨拶付き上映があるということで、早速観てきました。

ちなみに、この舞台挨拶の司会は、悪性リンパ腫の闘病から復帰された
元フジテレビアナウンサーの笠井信輔さんでした。
お元気な姿を拝見できたのも、嬉しかった!!



【あらすじ】
家族を被写体にした卒業制作が高評価を得た浅田政志(二宮和也)は、専門学校卒業後、さまざまな状況を設定して両親、兄と共にコスプレした姿を収めた家族写真を撮影した写真集「浅田家」を出版し、脚光を浴びる。やがてプロの写真家として歩み始めるが、写真を撮ることの意味を模索するうちに撮れなくなってしまう。そんなとき、東日本大震災が発生する。(シネマトゥデイより引用)

自分の生き方を模索している主人公がテーマとして選んだのは家族の写真。
そのアプローチが他人とはかなり違っていて、かなり個性的。
自分の撮りたい写真を撮り続けても、なかなか評価されない中での葛藤。
途中、悩み苦しみながら模索する主人公を温かくそして時には厳しく見守る両親と兄。
弟からの無理難題をつきつけられても、そこをなんとか解決するために頭を下げ続ける兄。
舞台挨拶でも、兄役の妻夫木聡さんあ、お兄様がずっと頭を下げているシーンばかりだったと話してましたww

個展開催をきっかけに、ある小さな出版社と出会い、出版した写真集が評価されます。
そして写真家として順調な道を歩んでいた矢先に遭遇した東日本大震災。
あの未曾有の災害の中で、翻弄される多くの人間の姿。
被災地に赴き、そこでの出会いで再び主人公の思いが大きく転換していきます。

人と人との繋がりの形が今と昔では大きく変わりつつあり、
お互いを理解する心や信じる気持ち、思いやる姿など、
考えさせられることが多い作品だと思います。
心に響くシーン、言葉がたくさんあり、またところどころ笑える場面も散りばめられていて
見終わった後には、心にじーんと熱いものがこみ上げてきて、
とても充実した気持ちになりました。

実際の浅田家!の写真と同じ写真を、演じる4人で再現されていますが、
その仕上がりは本当にそっくりで、比べてみると再現度の高さに驚かされています。
映画のHPには、バーチャルな写真館の形で撮影された写真が見られるようになっているので
こちらも、一度ご覧になることをお勧めします。(10月31日までの期間限定です)

映画『浅田家!』写真展

映画『浅田家!』公式HP





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最終更新日  2020年10月05日 12時10分06秒
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