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テーマ:お勧めの本(7403)
カテゴリ:読書
昨日のブログにコメントありがとうございました。
トイレと浴室のリフォームの準備が終わり後は工事を待つだけになりました。 早くから申し込んで決めてきたので希望した時期に工事がしてもらえて良かったです。 でも思ったより工事の日は寒くなりそうですし、トイレの時は雨が降るようなので心配です。 母が元気なうちにリフォームをしておいた方がいいと思いました。 トイレは窓もありますが換気扇も付いています。 最近換気扇の音がうるさく回りにくくなっていたので変えてもらうことにしたら、それは電気屋さんの仕事だということで先にやってもらいました。 同じ日に作業の人が3人になるより良かったと思います。 今日は朝のうちは雨が降り日差しが無く曇っていますので昨日洗濯や布団干しをしておいて良かったです。 第165回芥川賞受賞作を文藝春秋9月特別号で読みました。 今回は2作品が受賞しました。 2作品とも読みましたが昨日読み終わった「彼岸花が咲く島」の感想を先に書こうと思います。 こちらは李琴峰さんという台湾国籍の方が日本語で書いた作品です。 日本語を母語としない作家としては二人目の芥川賞受賞だそうです。 題名に彼岸花が出てくるのが珍しく映像を想像しながら読みました。 この話は島に流れ着いた少女宇実を島の同じくらいの女性の游娜(ヨナ)が助けて共に島の指導者で歴史の担い手であるノロを目指して勉強しノロになる話です。 宇実は最初は言葉も通じず、いつ島を追い出されるかと心配しながら暮らしていましたが、次第に島の事がわかり自分もノロになって島に残りたいと思うようになります。 この島は10歳以上の女の子が月に1回女語の講習を受けることになっていて、女語が上手でないとノロになれませんでした。 最初読み始めの時はいろいろな会話の言葉が出てきてわかりにくかったです。 彼岸花が鎮痛剤になり、この花でこの島が収入を得ているのが面白いと思いました。 宇実は最初女語が最も上手く知識と経験が豊富な大ノロを恐れていました。 しかしノロになれば島に残してもらえると聞いて懸命に努力してノロになれました。 ノロになったことで島の歴史がわかりました。 何故男性がノロになれないかもやっとわかります。 最後の方で年老いて弱った大ノロが歴史を話す場面が心に残りました。 なぜ女性が歴史を受け継ぐことにしたのか、平和のためには女性が中心の社会というのもあってもいいと思えました。 この島は日本から逃げてきた人と台湾から逃げてきた人が住み着いた島でした。 それまでの習慣や風習を変えて、女性中心に作り変えられました。 これは台湾の作者だからこそ日本との交流のことも考えて書かれたのだと思いました。 亡くなった時の風葬やノロになった時刺青入れの儀式などは読んでいて怖くなりました。 今までになかった発想による小説だと思います。 興味のある方は読んでみてください。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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