テーマ:絵画(414)
カテゴリ:Paintings
新国立美術館にて、ビュールレ・コレクションの「至上の印象派展」が開催中ですので、行って来ました。
展覧会の目玉は、ルノワールの描いた「可愛いイレーヌ」で、世界一の美少女とも言われる少女の肖像とされていますが、私の狙いはセザンヌの「赤いチョッキの少年」で、妙にアンバランスに長く引き伸ばされた腕、表情がはっきりしない顔、紅白の目立ち過ぎる対比、等昔から気になっていたのです。 セザンヌは現代絵画と祖と言われ、ピカソにも多大な影響を与えたとされていますので、人物も素材の一つでしかなく、自分の思いを伝えるにはデフォルメしても色彩を変えても構わないと言うことなのでしょう! 本展ではドラクロワ、ドガ、マネ、ルノワール、ファン・ゴッホ、ゴーギャン、モネ、セザンヌ、マティス、ピカソ…「この絵はビュールレ・コレクションにあったのか!」と驚く程、豪華な作家たちの競演が繰り広げられます。 特に印象派・ポスト印象派の作品は傑作揃いで、絵画史上、最も有名な少女像ともいわれるルノワールの《可愛いイレーヌ》とセザンヌの《赤いチョッキの少年》は印象派の中でも人気の高い両巨匠の「最高傑作」として知られています。 ビュールレ・コレクションは古典派から現代絵画まで64点展示されていて、個人蔵として破格の所蔵品、実業家とは言え、金満家がいるものだと感服致しました。 最後の第10室は、モネの睡蓮の大作、此処では唯一撮影が許されていました。 美術館内には、他の展覧会、展示会も多く開催されていて、館内は日曜日であることもあり、かなり混雑していましたし、 外に出てみますと、気温が20℃を超えて4月下旬の気候と言うこともあって、春の気配が濃厚でした! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2018.03.04 16:13:41
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