日本のマスコミは、政権にすり寄る姿勢があからさまになって、啓蒙的立脚を忘れて危機にあると思い、「なぜ日本のジャーナリズムは崩壊したのか」と言う書籍を購入してから、随分経ちますが、未だ読み進めていません。
どうも年取って、読書力が減退しているのが主因かも知れません!
望月衣塑子女史は、菅官房長官の記者会見で、敬遠されながらも舌鋒鋭く切り込む東京新聞の記者は青臭いジャーナリストとも言えましょうが、世に本当のことを知らしめる啓蒙的精神がある様に思えるのです。
一方の佐高信は、これ又権力批判に溢れた評論家で、切れ味鋭い政治論評で知られる硬派ジャーナリストの典型です。
近頃は無批判に政府に迎合するマスコミばかりで、世を啓蒙するべきジャーナリズムの役割を放棄している様に思えるので、読んでみようと購入したのですが、全編が対談集となっていたので、落胆しての積読になりつつあります。
対談集はその場限りの発言が多く、推敲が不足していますので、論拠が不明な処も多くて不満、対談集書籍は敬遠しているのです。
啓蒙的な論客であった吉本隆明氏についても、我が家では対談集は殆ど積読状態になってしまっています。
その内、気が向いたら気軽に通し読みしてみる積りです!