何か急に4月の陽気になりまして、春霞となりました。
地平線近くは白く霞んでいて、真上の天心でも薄い青色ですので、典型的な春霞、その風情を楽しもうと、神代植物公園に行ってみることにしました。
我が家から南多摩尾根幹線を経て稲城から、多摩川を経て約1時間を要しますが、甲州街道20号線付近を除いてそれ程混雑していません。
神代植物園駐車場に入れ、駐車場代400円、入園料250円を支払って入園となりました。
50年前には、私と家内が自転車に子供一人ずつ乗せて、4季折々団地から出掛けたものでした。正門前のサツキの植え込み群と池、築山と言いますか対面の丘も見えています。
バラ園に行ってみますと、業者が枝を剪定中で人影が殆どありません。
梅林だけには、見頃を迎えた花を愛でる人達で混雑していましたが、未だ花の季節には早過ぎますので、散策路も閑散としていました。
園正面に帰るべく歩いていますと、大きな大木に出会います。何とも太いアメリカ楓とユリノキでした。
随一の高さを誇るユリノキは、春になりますと黄色とオレンジ色で、チューリップに似た花を咲かせます。春をじっと待っている姿は、凛々しいものがあります。