報道に拠りますと、65才以上の高齢者の総人口に対する割合29.1%は、断突の1位で、2位のイタリア24.5%、3位のフィンランド23.6%に比べ突出しているらしいのです。
制約無く生活出来る健康寿命は、男性72.7才、女性75.4才と伸びて来ている様なのです。
高齢者の就業割合は13.6%で経済活動を支えていますが、後期高齢者の75才以上となりますと、経済活動に従事することも無くなり、国から支給される年金のみの生活となり、次世代の年金積立金に負担を掛けているに過ぎません。
私も疾うに80才を越えていての年金生活者なのですが「働かざる者食うべからず!」とされる世の道徳常識に違反しているのではないかと自覚せざるを得ないのです。
せめて、貝原益軒の「養生訓」に記されている様な生活を続け、次世代への負担軽減を減らしたい所存です!
養生訓に見られる健康観:孟子に因み、養生の視点からの「三楽」が挙げられている。
1. 道を行い、善を積むことを楽しむ
2.病にかかることの無い健康な生活を快く楽しむ
3.長寿を楽しむ
その長寿を全うする条件として、次のものを我慢する。
1. あれこれ食べてみたいという食欲
2. 色欲
3. むやみに眠りたがる欲
4. 徒らに喋りたがる欲
これら全てが自身の実体験で、益軒の妻も実践し、晩年も夫婦で福岡から京都など物見遊山の旅に出かけるなど、仲睦まじく長生きしたという。