夏休みは、銀河!下
夏休みは、銀河!(下)奇跡の新刊 下巻。いよいよ24年前の悪ガキが、やり残した最後の大冒険に旅立つ主人公たち。さぁ。銀河を巡る大冒険が始まる!のかと思ったら、意外にも、それはあっさりと終了。話はコンパクトに、一希ちゃん視点で進みます。話のスケールは大きいんだけどね。これからどうなるんだろう?先が気になって、スイスイとは読める。しかし、原因を作った宇宙人さん。無責任すぎだろう。異世界の生物に、話通じすぎ。とか。色々と、突っ込みたくなる箇所もある。一希ちゃんの最後の行動がな~。まぁ、納得は出来るし、お約束ではあるんだけれど。凄く個人的に、好みじゃない。基本的に、友美みたいに、勝気な子が好きなんだよね。でも、児童書としては、こういう子のほうが共感を抱けるのかもね。ともかく最後が盛り上がったことは確か。ラストまで、一気に楽く読ませてもらえました。本当に、文句なく良い話です!良い話過ぎて、汚れちまった大人には、こっちが悪いと思いつつ。少々、毒が足りないので、そういう点では味気ないのかも。そしてラスト。思いっきり含みのある一言が書かれてますが!まだ冬眠しないで、続編を出してくれるのかな~?最初から最後まで、安心して読める貴重な作者さんなので、そうだったら、凄く嬉しい。期待と信頼感があるから、結果的に、ちょい辛感想になってるかもしれませんが、とても楽しく読めたのは確かです。何年も新刊を待ってたかいはありましたよ