「なまなりさん」怪異実聞録本
なまなりさん怪異実聞録幽booksなんとなく「西の魔女が死んだ」でも読もうかと思って。図書館で該当のコーナーに行ったら、生憎、全巻貸し出し中。たまたま隣に置いてあったので、借りてみました。怖い話は大好きです。とっても怖がりの癖してね!中山市朗氏は、「新耳袋」で良く知っている名前だったので、面白そうだと思ったのです。読みやすい文章を書かれるので、かなり好きな作家さんだったりする。内容は、祟りの話。木原氏が、実際あった話を聞かせてもらう形式です。けっこう怖かったです。主人公に当たる沖縄出身の方が、拝み屋をやりながらも、霊の存在に対して、適度な距離を保っているので、逆にリアルで人間的な感じで話が迫ってくる気がします。しかし、祟りが怖いというよりは、私は生きいてる人間のほうが怖いと思いました。どうしてあそこまで残忍なことが、出来るだろうかと。なんかこう人の愚かさが身につまされる。そんな感じのお話でした。しかし、「西の魔女が死んだ」の代わりで、何故、怪談に飛躍するかな?!私は。西の魔女が死んだ「新耳袋」好きです。