カテゴリ:散歩
今日は、Yさんと嵐山へ行った。昨晩から今朝にかけての大雨と強風で名残りの紅葉ももうだめかと思っていたが、確かに残り少なくなっていたものの、それでもまだ十分楽しめた。心配された雨もほとんど降らず、ゆっくりと晩秋の嵯峨野を楽しんだ半日であった。
京都・伊勢丹8Fの加賀屋で昼食を済ませた後、JR嵯峨野線で、嵯峨嵐山駅へ。雨上がりのためか、車内から、きれいな虹が見えた。虹は、両端とも完全に見え、よく見ると二重になって見えた。渡月橋まで出て、保津川沿いに小督庵、吉兆、嵐亭などの料亭が並ぶ前を通り、大河内山荘へ、入場料1000円を払って入場、正に山そのものの中に別荘や茶室を作ったという感じ。紅葉は相当散ったあとだと思われるが、まだかなり残っていた。頂上から眺める京都市内の景色は素晴らしかった。比叡山の方向と保津川上流の方と両方を望むことができた。山荘内を一巡りするのに、1時間弱かかっただろう。雀より小さい白い筋のある小鳥(シジュウカラ?)が木の枝に群れていたり、季節外れの躑躅(ツツジ)が一輪咲いているのを見た。俳句で帰り花という。出口で、抹茶と最中をいただいた。 ![]() 帰りは常寂光寺の方へ行こうとして、東へ降りかけたが、雨が降り始めたので、JRトロッコ嵐山駅のところで引き返した。その時、枯木に白い花が咲いているのをYさんが見つけた。よく見ると桜で、正真正銘の帰り花であった。数輪でなく、枝全体にたくさん咲いているのは珍しい。あるいは、寒桜かも知れない。再び、大河内山荘入り口まで引き返し、今度は、昼なお暗い、竹やぶを抜けることにした。団体旅行のガイドが「皆さんここが有名な嵯峨の竹林ですよ。カメラのベストスポットですよ」と叫んでいた。そこを降りるとすぐに、天竜寺北門であった。入場料600円を払って庭園と本堂内を拝観。ここの紅葉はいろいろな種類があって美しい。本堂にも上がって、不動明王の掛図、雲竜の襖絵などを見た。廊下に釣鐘もあった。一番奥は、写経場であった。この寺は、天皇家ゆかりの寺で、後醍醐天皇の菩提を弔うために、後嵯峨天皇の仙洞御所の場所に建てられた禅寺である。 来た道を引き返し、駅に着いて京都に帰る時刻を見ると、15分ほどある。その間、JRトロッコ嵯峨駅の奥にある待合所兼売店で時間待ちの休憩。帰りの電車は快速で、10分あまりで京都に着いた。早い。最後に、京都駅東側の「ぱるるプラザ」1Fの喫茶店「鴨川」でお茶を飲み、Yさんと別れ、新快速で大阪に帰った。 心配された雨もほとんど降らず、名残の紅葉を愛でることができ、楽しい一日であった。 以下、駄作だが・・・ 秋雨に 水かさ増して 大堰川 雨上がり 大河内荘 散紅葉 大木の てっぺんの枝 小鳥鳴く 一つ咲く 季節外れの 山躑躅 大河内 山から望む 秋の京 右紅葉 左も紅葉 嵯峨野道 白き花 よくよく見れば 帰り花 照紅葉 池に映せる 天龍寺 天龍の 襖絵を背に 紅葉観る お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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