カテゴリ:美術・博物・展示
今日は、午前中は、郵便局へ日付印の押印に行き、午後からは、平野区役所で開催された「杭全神社お田植神事の説明会」に参加した。
日付印は、下記のもの。 説明会の講師は、毎年、杭全神社の御田植神事のシテを演じている藤岡璋光氏で、定年になる少し前からこの仕事にかかわるようになったという人。前半は、前刷り資料で神事の起源・歴史や衰退と復活の経緯、神事の内容などの説明があったのち、スライドで実際の神事の紹介があった。 全国の御田植神事には、2種類あって、住吉大社など実際に田に入り田植をするものと、三輪神社のように神社の拝殿で劇として行うもので、杭全神社のものは後者なのである。古くは1月13日の夜に行われていたが、大正以降は、4月13日の夜に行われるようになったそうだ。 休憩後の後半は、実際の劇の登場人物のセリフを、藤岡氏をはじめ保存会の方々が演じた。一通り演じたあと、参加者にも一部の口上の発声体験もさせてもらった。セリフは次のとおり。 シテ:「世の中の良ければ、ほながの尉もたーれたーれ」 地方:「大柑子を二つ並べて、福の種を蒔こうよ」 このセリフの意味も教えてもらった。 「世の中が平和であれば、穂長の老人も足れり足れりだ」 「大きな蜜柑を二つ並べて、福の種を蒔こうではないか」 写真は、開会前、講演中の藤岡氏、鍬で耕す、牛を田に入れる、籾を蒔く、子供にご飯を食べさせる、苗を植える、仕草を入れながらセリフを述べる藤岡氏、セリフを述べる他の出演者。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2016.03.25 07:21:26
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