カテゴリ:俳句・エッセイ
今日は、午前中は月曜講座に出席し、午後はいきいき俳句会の句会に参加した。暑い日であった。
月曜講座は、「笑いを学ぶ」の2回目で、関大の森下伸也講師から「笑い祭りと日本神話」という話を聞いた。柳田国男の「笑いの本願」には、虎渓三笑、寒山拾得の呵呵大笑、閻魔大王の笑い顔などが日本人の笑いとして上げられているが、その他、笑う聖像として円空仏、宗教から笑いになった落語、漫才、笑う祭りなどがある。 特に笑いを神事の中に入れたものが各地にある。講義では9つの例を上げられたが、そのルーツは天照大神を天の岩戸から引き摺り出した天宇受売命の裸踊りとされている。9つの例は、1.小俣八幡の笑い講、2.枚岡神社のお笑い神事、3.恵比寿神社の初笑い神事、4.大山祇神社のオコゼ祭、5.丹生神社の笑祭、6.熱田神宮のオホホ祭、7.田県神社の豊年祭、8.仲山神社のごんぼ祭、9.飛鳥坐神社のおんだ祭である。これらはYoutube動画で、天宇受売命の踊りは映画「日本誕生」1959から抜粋で紹介された。 画像は、左上から、レジメの表紙、講義風景、枚岡神社のお笑い神事ポスター、虎渓三笑、閻魔大王の笑い顔、寒山拾得の呵呵大笑、オコゼ祭、おんだ祭、天宇受売命の踊り。豊年祭、ごんぼ祭の画像も講座では紹介されたが、危ないのでここでは掲載を控える。 句会では、6句出句のうち4句が先生に選ばれ、残り2句も仲間から選ばれた。しかし、先生の特選には選ばれなかった。先生の特選に選ばれたのは次の句。 ◎心太ひとり食ぶるも満たされず 和彦(先生特選ほか2票) ◎帰るなりほつと金魚に話し掛け 茲子(先生特選ほか2票) ◎瘤に瘤重なり合うて雲の峰 哲子(先生特選) 今日、最高得票を得たのは次の句。 〇雲の峰意思あるごとく湧き立てり 昇一(先生ほか6票) 先生の句で今日一番人気だったのは次の句。 ◎土用鰻食べて人生取り戻す 塩川雄三先生(3票) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2018.07.24 13:45:51
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