大学からI-20という書類が届いた。
これで米国大使館に学生ビザの申請ができる。予防接種と並んで、渡航準備の中で最もうっとおしい手続きなので、早く終わらせてすっきりしたい。
ビザの申請には大使館職員による面接を受ける必要があるのだが、6月28日に面接予約をした。
これなら7月頭くらいにビザが取れて、中旬にはボストン入りできるでしょう。
I-20というのは、単に大学側が、「米国政府御中、この人は間違いなくうちが入学を許可した学生です」といっている証明書だ。
もっと仰々しい書類かと思ったら、偽造できそうなレベルでしょぼい。
それにしても、なんでI-20なんて暗号みたいな名前つけるんだろう。
アメリカの制度って、とかく暗号系の名称がついていて、理解やプロセスをややこしくしている気がする。
証券会社に入ったときも、「ルール144A」(注1)とか「レギュレーションS」(注2)とか、はてなマークだらけの用語が飛び交っていて、死にそうになった。
「ルール144A」があるのなら、「ルール143C」はあるんかよ(怒)。あるんなら説明せんかい!みたいな。
英語って、わりと多彩な語感を持った言葉だと思う。
「Safe Havor Rule」(注3)とか「Gun jumping」(注4)みたいな比喩を用いたうまい表現もあるのになあ。
もっと、言霊に満ちたかっちょいいルール用語をつくってくれたら、いろんなプロセスもちょっとは楽しくできるのにな。
まあいいや、粛々と準備しまーす。
(注1)アメリカでの私募。プロの投資家に対してしか「この証券買ってくださーい」という勧誘を行っちゃいけない。
(注2)米国外で証券を売る場合は、米国内にその証券を還流させんじゃねえよ、というルール。
(注3)ルールの適用除外規定。この範囲でやれば、安全な港に船を停泊してるのと一緒で大丈夫だよ、というニュアンス。
(注4)日本でいうところの無届勧誘。思わず銃の撃鉄が落ちて、弾が飛んじゃった。。。みたいなイメージ?