前回のファイナンスの授業は、強制転換型優先株のプライシングについてでした。
ケースではCoxというケーブルテレビ会社が発行することになってましたが、数年前に日本の銀行が資本増強のためによく出していたやつです。
ケイマン諸島とかバミューダのSPV(特別目的会社)やTrustを間にかませて発行する仕組みとか、オプション部分のペイオフについて熱弁するクラスメートをみながら、ぼんやりと投資銀行での日々を思い出してました。
深夜のオフィスで、「明日までにケイマンにコンピューターを一台送らないと、SPVが立ち上がらないのよ(注1)。きー」と叫んでいた同期のM女史は元気かなあ。
それを横目で見ながら、「ケイマンって確かカリブ海の南の島なんだよなあ。プロジェクトが終わったら行ってみたいなあ。」と思いにふけっていたら、ボスに焼かれたりとか。
最近のファイナンスの授業は、ファンキー系な金融商品がたくさん出てきますが、もはやセピア色になりつつある思い出がよみがえってきて、なかなか懐かしいものです。
意味のないネタですいません。単なる雑感でした。
(注1)確か、なんらかの資産を現地に入れないとSPVが設立されたことにならない、とかいう理由だったような。