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June 25, 2007
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カテゴリ:MBA留学

今週もぬる週末です。


土曜は、同居人たちとゴルフの9ホールを回った後、夕方からDC在住の開発仲間たちと、映画上映会

「City of God」というブラジルのスラム街を描いた映画を見ました。

実話をもとにして、実際にそのスラム街で育ったというカメラマンが監督をしているだけあって、ストーリーも超リアルだし、カメラワークもすごいです。

下手な感想を書くと、安っぽくなるので控えますが、Emerging marketに興味のある方は必見かもしれません。


そのあと、にわかシェフのK氏が腕を振るって、鯛の香草焼きを披露。

ゲストたちが持ち寄ってくれたワインもかなりおいしかったです。


もう一本「Blood Diamond」というシエラ・レオネを舞台にした映画を見る予定でしたが、時間がなくて断念。

で、今日同居人がでかけている間に、こっそり一人で見てしまいました。

これも、圧倒的に重いストーリーでしたが、シエラ・レオネと同じく内戦で痛んだ国モザンビークに出発する前に見ておいてよかったです。


映画のセレクションをしてくれたCさんに感謝。


*        *        *


そんな週末をすごしていたら、同級生からショッキングなメールが。。。

曰く、「一年目の成績が出てきた結果、二年生に進まずに、一旦退学して、どこかでもっとビジネス経験をつんでくることにしました。」


いわゆる放校ってやつです。


彼は、NFLのニューヨーク・ジャイアンツで一世を風靡した元アメリカン・フットボール選手

元スタープレーヤーだという驕りは一切なく、恵まれない子供たちに高等教育の機会を与えるチャリティー活動をしていたり、奥さんや子供たちをすごい大事にしていたり、人間的にもすごい立派な人です。

クラスでの発言もごくたまにしかしないのだけれど、話すときは、必ずそれまでの議論展開やケースの背景も十分に理解した含蓄のあるコメントばかりでした。
異文化に対するrespectもすごいある人で、日本のケースでも、その会社の歴史や、日本での雇用環境などを十分理解した、現実的な提言をしたりしていました。


多分、一学期の成績が出た時点で、教授たちと相当話していたんだろうけれど、結局HBSのルールにあわせた戦い方(つまり、生き残るために、たとえば、前の人がいった同じことをいったり、議論の流れにirrelevantなことも含めて、何がなんでも発言する、とか)にadjustしなかったんだと思います。


「成績をよくする」ということと、「本当の意味での学びを深める」というのは、往々にしてalignしない場合もあります。
特に、彼のように、ビジネスのバックグラウンドがまったくない人は、無理に発言するために戦々恐々として機会をうかがうよりは、一旦発言はあきらめて、クラスメートや教授の議論を聞くことに集中したり、あるいは明日の発言のための予習よりも、今日の復習をしたほうが、本当の学びにつながる、と判断したのではないでしょうか。
ビジネスのバックグランドがちゃんとあって、英語が不自由なく話せるような人にはまったく関係のない世界でしょうが、いろんなチャレンジをかかえて戦っている学生にとっては、難しいトレード・オフだと思います。


教授陣は、発言の量よりも、質を評価しているといっています。
それなのに、発言の量は相当少ないけど、クラスメートに強い印象を与える発言をする彼を放校にしてしまうというのは、それなりにネガティブなメッセージ効果があるような気がします。


また、HBSには、ビジネス・バックグラウンドがない人たちを救い上げるシステムがあまり整っていないことも、問題なのかもしれません。
Learning TeamやTutorや教授への個別面談などの仕組みもありますが、基本は学生も教授も、(余程のスーパースター以外は)ここで生き残っていくために必死で、他者を助ける余裕に欠けた部分はあるのかもしれません。
それでも、今までふれたことのない新しい世界を理解するプロセスを助けるのが、単なる就職予備校じゃなくて、学校と名乗る組織の役割であるような気もします
僕も、会計の宿題を一緒にやったりとか、多少は手伝いをできたのかもしれませんが、もっとstep upしてサポートできなかったのかと、考えてしまいます。。。


もちろん、彼には将来的にHBSに戻ってくるオプションは残されているそうで、何年か先にクラスにcontributeする十分な経験がついたところで、再入学ができるそうです。

そうやって、外で鍛えて戻ってきたほうが、もう一度HBSに戻ってきたときの彼の本当の意味でのlearningに繋がるんだろうと信じるしかなく、そして、彼がlong-termで成功してくれるよう願うだけです。


そして、僕は。。。

二学期の成績を見たところ平々凡々という感じ(最低の成績「3」を量産しそうでしたが、最終の筆記試験でなんとかヒットを打ち辛くも挽回)で、とりあえず進級はできそうです。

ただ、とてもrespectできる同級生を失った喪失感というのは、なかなかでかいものです。






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Last updated  June 25, 2007 11:52:02 PM



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