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カテゴリ:MBA留学
今学期取っている残り二つの授業は、こちら。
超こわもての女性教授が仕切る「リーダーシップ続編」みたいな授業。 組織運営には適切なjudgment(決断)をしていくことが重要。 こういう問いがこの授業のベースになっています。
安全面で不確かさがあるにも関わらず、打ち上げに踏み切ってしまった決断に至るプロセスを、みんなで検証しました。
いわゆるBRICSなどのEmerging Marketで、成功を収めた企業のケーススタディを見ていく授業。 Emerging Market には、先進国市場では当たり前の"institutions" (ここでは、ビジネスを円滑に進める上での様々な主体 - 安定した政府、情報機関、資本市場、会計士、正常に機能している裁判所、などなど)がないため、"transaction cost"が高くなってしまうということが、Emerging Marketsに共通する特性である、というのが教授が持っている世界観。 この"institutions"の欠如を、企業はどうやって乗り越えていくべきか、あるいはその欠如をいかにチャンスに変えるか、ということを考えていくのが授業のテーマです。 例えば、金融機関がしっかりしていないインドで、いちはやくコングロマリット化し、お金が余っている部門からお金の足りない部門へ資金を融通する社内金融市場を構築して成功したTATA Groupなどがケースとして登場するようです。 まあ、この教授の世界観に共感できるかというそもそもの問題や、Emerging Marketsをひとくくりにして分析して本当に適切なのか(たとえばアルゼンチンとモザンビークでは全然違うわけだし)などの疑問はあるわけですが、学びは多そうな授業です。
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インターン先は、中国人のメリッサがインド・中国、インド人のTanmayがインド、僕がモザンビーク、と途上国系が多かったので、何回下痢になったか話が一番盛り上がりました。
僕は、そんな賞にはとてもとても届きませんが、それでも、試験で「1(上位25%)」や「1/2(上位25% - 30%)」がたくさん取れたのは、予習レポートの書き方をスタディー・グループのメンバーたちに叩き込まれたおかげだと思っています。
まあ、卒業を目指して、地道に進むことにします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
September 9, 2007 01:23:38 AM
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