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台風12号の豪雨災害あった紀伊半島、
那智勝浦のボランテイアーは登録制となった。 バランテイアはやりたくてもできないから、 豪雨災害の地でタイの洪水災害を考える。 タイの洪水は首都バンコク全域冠水の勢いでタイ政府の対応も後手後手で、日本の福島原発の問題と重なる。原発事故の放射能汚染は目に見えない放射能相手で、押し寄せる水の怪物とは明らかに違うが、人間にはあがらえない敵の共通性がある。放射能は人間にとって入らないものであるが、水は人間にとってなくてはならないものである。なければ人間の生命維持が不可能なばかりか、生命そのものが誕生することが不可能な大切なものだけに、その脅威は神的な力と言うしかない。日本の台風12号の豪雨災害でも明らかなように、全てのものを飲み込みその力を牙に変えて流れる落ちる水は容赦ない悪魔のごとき怪物である。津波もまた水の怪物の一つである。タイの洪水は逆津波のように感じているが、全てのものを破壊することはなく、ただゆっくりと、その力を見せ付けている感じだ。日本の豪雨災害とは明らかに違う洪水は、私たちには理解不能な大陸型の水の災害といえそうだ。土石流となり、山崩れの土砂や大小様々な石や木を容赦なく叩きつけ、あらゆる物を破壊していくと日本的な豪雨災害とは違うタイの洪水は、バンコクのあらゆる機能を破壊しそうだ。一気にではなく、時間をかけて生殺しのように、バンコクを侵食する水の怪物だ。 怪物の犠牲者はタイ国民だけではない。多くの日本企業がその牙で傷つく。どれだけの日本企業がタイ進出をしているかと驚くが、日本の私たちの生活にも大きく影響する。寿司ネタのえびだけでなく、車、電化製品など、あらゆる製品が影響し、寿司の海老が食べられないばかりではなく、あらゆるものが影響しそうだ。タイの複数の工業団地には日本がある感だ。5万とも、6万とも言われる日本人の数にも驚く。滞在従者のぶろぐを見るのは好きだが、御馴染みの赤いTシャツのデモや、黄色のTシャツのデモではなく、水色の怪物、大洪水の模様は、何となく知りたくないような思いもなる。人間の力の及ばない災害は、東日本大震災や台風12号の豪雨災害でこりごりだと思うからだ。 「インラック政権は打つ手なしの見出し」があったが、私は政権の対応の不味さなどより、洪水の中で逞しく生きるタイの人々の姿に、政権の頼りなさを補う力を感じる。洪水の中での、筏のタクシーなどは、その逞しさを表現していると思う。そんな逞しい対国民への日本の援助や支援が速やかに行われると信じる。対在住の知人は、心配などしないで休暇のつもりでのんびりしているとか言うが、多くの日本人は、そんなのんびりのんびりムードではいられないだろう。 さて、ニュースから洪水の模様を探る。 タイ政府の対策本部があるドンムアン空港にも水の怪物の触手は届き、建物の一部が停電したという。 インラック首相は、 「大量の水を海に至急流すことと、早期の復興計画作りが必要だ」と事務的に語ったと言う。 福島原発事故の保安院の会見「人体に影響はない」な事務的な発言に、対国民はうんざりかも知れないが、女性首相は厳しい試練のまえにたじろいでいる様な感じで、「涙ぐみ」などの見出しもあった。 泣いてる場合ではないだろうと国民の声を代弁する記者から「泣いているのですか」と聞かれたとか。 インラック首相は、 「泣いていない。これからも泣かない」と強く言ったとか。 日本の菅首相は一人で突っ走った。 怒りを前面に出しての迷走感があった。 タイの女性首相は、涙を浮かべて、 「泣いてない」と言った。 そして、タイの国民の誇り王宮周辺に怪物の触手は伸びる。 王宮や寺院高級ホテルも浸水する。 31日までには大潮で川が氾濫し、 バンコク全域が浸水すると言う。 タイ政府は全市民への避難勧告で、 27日から5日間を臨時の休日としたと言う。 軍の出動は5万人体制だ。 微笑みの国の洪水はまだ続く。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011.10.28 13:26:55
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