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こくほうさんの楽しい日々

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2011年04月23日
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カテゴリ:思うところ
今日は、職場の若手の結婚式に出席しました。
僕も「乾杯」のスピーチをしてきましたが、新郎、新婦側とも友人の「余興」が大変「一生懸命さ」がこもった良いものでした。
最近の若い子は見た目は「最近の若い子」でも「素直さ」「真面目さ」があり、僕らの若い頃より変な「斜に構えた」ところが無くて好感が持てます。
今回の震災以降も、若い人を見直す声が多いですよね。まあ、大人は守るべき「家庭」「子供」があるから周りが見えなく「エゴ」「現実」が出ることもあって、よっぽど、若い子の方が「理想」を追い求めることが出来るんだけど。

今日の「若い子」達を見て、何故か、震災以降言われている日本の「現場力」を考えちゃいました。
本当、僕ら40歳以上が思っていた以上に、今の若い子達は結構しっかりしていて、やっぱり、日本の良いDNAをしっかり受け継いでいます。僕らの上世代の様に変に「伝統的な日本」のモノを否定することはなく(まあ、僕ら上世代のそういう文化も良いものも生んだんだけど)、「良い物はいいじゃん!」というところがあります。

新聞なんかを読むと、震災以降の若い人たちの「現場力」の記事が多く、結構感動しちゃうこともあります。
「帰宅難民への帝国ホテルのミネストローネ」「東京ディズニーリゾートのアルバイトスタッフ」「被災地の警察、消防、応援の自衛隊」「大、中、小、係わらず各企業の現場の人達」等々。
僕の組織も実は大変な事態だったんだけど、各拠点2~3年目の若手達の必死の対応もあり、今、なんとか乗り越えつつあるというのが正直なところです。
本当、このような「緊急事態」には各拠点のトップが全て短時間に正しい判断なんか出来るわけが無いんだから、「全て責任はとる!その場その場で本当に正しいと思ったことを行って欲しい!」と言えばいいんです。
ほとんどの日本人は、ちゃんとしっかりと現場に合った「正しい」選択、対応が出来ますよ。ある意味、上の者は任してしまえば良いのだから楽なもんです。勿論、責任はとるんですよ。ちゃんと。
僕の拠点でも、結局、現場の判断で本部に確認する時間も無く、いろいろ異例な対応をしてましたけど、落ち着いた今、改めて見直してもそんなに間違っていないし、仮に「冷静に考えたらちょっとこれは違ったかなあ」ということに対しても、なんら本部からお咎めは無く、「緊急時によくやってくれた!」と慰労されるだけです。
世間一般や一部新聞的には官庁以上に官庁っぽいとも言われる組織でですよ!

そう考えると、言いたくないけど今の「総理大臣」はどうかなあ。緊急事態なんだから誰でも完璧な対応は無理です。でも、色々問題はあるけど何だかんだ言って優秀な官僚がいるでしょう(実際彼らに会ってみてください。一部学者、新聞記者と違い、頭デッカチではなく、どう言ったらいいんだろ、本当頭の良いスポーツマンみたいな奴らが多いんですよ。昔、クラスにもいたでしょう。何でも出来る奴)。
また、「官僚」だけでなく、あれだけ献身的な自衛隊、警察、消防、等々、公務員も改めて立派な人達が配下にいるじゃないですか!米軍という世界最高峰の支援も受けているのだから。
自分の執務室に官僚を呼んで怒鳴り散らすんじゃないんですよ。「貴君らに任す。責任は俺がとる!その場その場で日本にとって本当、正しいと思ったことを思う存分やってくれ!」と言えば良いんです。結果として間違いがあっても、このような未曾有の災害なんだからいずれにせよ責任を取って退陣しても後世の人達を含め責めることはありません。むしろ大変な決断であったんだろうなあと思われるだけです。

僕は今の「総理大臣」を、昔の市民運動時代の行動に共感を持てないし、今の政権党に投票したことはありません。ですけど、法治国家の日本国民として、今の選挙制度における議員内閣制度での日本の「総理大臣」としての立場には当然、敬意を払います。
ありえないけど、僕が、何らかの「国からの表彰」を頂けるとしたら、「菅個人」からもらう気は無いけど、「総理大臣の菅氏」からはしっかりと頭を下げて頂きます。

とにかく、何が言いたいって、普段、好き勝手に言われ放題の、「官僚」や「警察」「自衛隊」、また「大企業」も真剣に、一生懸命やっているんです。そして、皆が絶賛している世界に認められた日本の中小企業もね。東京電力だって、官僚以上に官僚的な上層部の一部を除き大部分の社員は、世界で最もストレスが溜まり追い込まれた状況で、家族を含め極言状態で頑張っているんです。(原発で避難されている方々、本当にごめんなさい)被災地の方々を除いてですけど、文句を言っている人達、実際に会ってみてごらん。大部分の君達より、多分、本当に真摯に家族を含めた自分達を犠牲にしていますよ!
そして、当然、被災地の方々。なまじ、世界から冷静な対応を賞賛されてしまった故、多分、大変な極限状況で自分を押し殺す人も多いと思います。もっと、「エゴ」だって言いたいでしょう。

そう、皆、頑張っているんです。3.11から一ヶ月以上。だからこそ、ここは日本人の究極の強さを信じて直属の部下である「官僚」「公務員」、そして間接的部下である「民間」に任せて、「責任」だけとって下さい。それが正しかったか、間違っていたかは「傍観者」の「一部新聞、評論家」が後付で偉そうに評論するだけで、本当に分かる人が、結果はともかく、その時の判断のプロセスをしっかり評価してくれます。
過去の「偉人」を考えてもそうでしょう。

今より、ずっと後で評価される男は、それは「最高に格好良い男」ですよね。
「菅さん」には無理か.............。」

まあ、外部から勝手なことは言えて、本当のトップは考える以上に大変なのは理解します。「責任をとる!」って言って全てを任して僕は関係無い、って言えないんだよ、っていうのも分かります。一般人の僕には無理。

けど、あなたは我が国の「総理大臣」なんだから。その立場にいる以上、日本中で最高レベルの人格、対応を求められるのは「宿命」なのです。





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最終更新日  2011年04月23日 23時53分37秒
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