黄金週間なのに学校でした。
先生も休んでくれたらいいのに。
学校帰りに梅田に友達と寄りました。
目的はスカイビルで開催されている天野喜孝氏の原画展。
今回の内容はめっちゃ濃かったです。
入場料取る展示会だけあります。
もちろん私は招待券ですが。
ほとんどが初めて観る原画でした。
めっちゃ昔のものから最近のもの、この展示会の為に描き下ろされたもの。
サインやタッチの変わり方まで分かります。
原画の中でも一番嬉しかったのは「黒衣の剣士」の原画です。
初めて観ました。
リトグラフも良いですが(ジークレは論外)、やはり原画が一番というべきか。
まぁ非売品やし、万が一欲しいと言っても到底無理な金額でしょうがね。
それともう一つ。
「妖花」(掛け軸使用の馬鹿デカいやつ)。
これは天野氏が原画無しに直接アルミ版に描かれたものなので、リトグラフ版画なのですが、迫力が凄ぇです。
もし大金を持っているなら今一番欲しいのがあれ。
その横に今回はそれの制作風景の写真が数枚貼られていました。
アルミ版もバカでかい。
そして天野氏はその上に乗っかって制作。
工房のプレス機も化け物のよう。
しかしインクを乗せるローラーが案外小さかったのには笑った。
それでも均等にムラなくインクを乗せられるんやから、やっぱプロは凄いことを実感。
私もここで働きたいとかいう無理なことを言ってみたり。
夢は大きくあって良い。
最近の天野氏はジークレがお気に入りと聞きましたが、勿体無い。
天野氏は絶対リトグラフやと思う。
折角あんなに綺麗で大胆でダイナミックなタッチが出せて、溶き墨使いも神の域やのに。
ジークレが嫌いと言うわけではないんですが・・・"版画"として認めたくないだけです。
"複製原画"としてなら受け入れられます。
それでも、やはり天野氏にはこれからもリトグラフ作品を増やし続けて欲しいです。
今度はいつ天野氏に会えるだろうか。
彼の20代くらいの写真は衝撃的だった。