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2011/02/11
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カテゴリ:思い出
静かな夜、雪が降り始めていた。大雪になると言う。

 古いカセットテープを処分しようとしていたら、大変なものが出てきた。30年以上昔、立川澄人、島田祐子が主演した二期会の喜歌劇「メリー・ウィドウ」のテープ。
円熟した立川澄人さんと、当時まだ可憐だった島田祐子さんが絶妙な掛け合いを繰り広げる。

 世界的な演奏のCDも持っているし、本場ウィーンのオペレッタも観た。しかし、日本語で演奏されたこの録音が、一番心を揺り動かす。 
涙の中に微笑が浮かぶような暖かさがあり、一人暮らしの寂しさのなか、このテープにどれだけ助けられたか知れない。

 東京タワーからの電波がやっと届くくらいの北関東でのFMエアチェックは時々ノイズが入り、テープも健全な状態ではなく、とても良い音とはいえない。しかし、こんな思い入れのある音楽を聴いていると、音楽は音質ではないと痛感する。
雪が降りしきる静かな夜は、こんな音楽を聴いて一人心の温もりを楽しむのも良いかも知れない。

​​
2022/10/19 追記 
​​訂正 誤:島田​​裕​​子 → 正:島田​祐​​​​​

 後日談があります。島田祐子さんと親しい方から上記の誤りについてご指摘をいただきました。お名前を間違えるようではファンと名乗る資格はありません。反省しきりです。

 その方はこのブログと私のことを島田祐子さん、ご本人に伝えて下さったそうです。
上記ブログを書いたちょうど1か月後、あの東日本大震災の震度6に遭遇し、書籍、テープみな吹っ飛んでしまいました。その中からこの40年前の「メリー・ウィドウ」を見つけ、宝物のように大切にしていることなど、島田祐子さんも喜んでくださったとか。とても光栄です。

 上記メリー・ウィドウは110分少々の長さだったと思いますが、当時のカセットテープ90分では収まりきらず、3幕の中頃から別のテープに録音していました。
ところが地震で四散してしまい、どうしても残りの20分が見つかりません。筋を追うにはそれほど不自由しません。しかし、あの二重唱「唇は黙して」から「メリー・ウィドウのワルツ」・・・フィナーレ が無いのです。魅力半減、画竜点睛を欠いた状態です。

 立川さんと島田さんの声は耳に残っているのものの、もう一度聞いてみたいと願わずにはいられません。どなたか録音をお持ちの方がいらっしゃったら、お聞かせ願えないでしょうか。

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Last updated  2022/10/19 10:48:48 AM
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