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2015/06/25
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カテゴリ:旅行・出先にて

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 仙台市文学館で開催されている「北杜夫 特別展」を覗いて来た。
主要作品だけは読んでいるし、経歴もある程度知っている。松本と仙台に住んだのも私と同じで、思い入れも深くなる。
 展示を見ていると、茂吉と輝子さんの子供さんはこうなるのかと妙に納得。

 有名な松高時代の物理答案は、現物を手に取って見たことがあるのが、ちょっと自慢。某所所蔵の「複製」が展示されていたが、コピー機でガチャンとやった単なるコピーと何が違うのか良くわからない。

 松本時代は「青春記」のように生き生きした作品をものにしているのに、仙台が舞台の作品はほとんどない。
 それが疑問だったが、その原因がわかった。終戦後焼野原だった仙台と爆弾が一発畑に落ちただけの松本を比べれば、どちらが楽しいか言うまでもない。それが十代の多感な時期に重なったのかも知れない。

 実は仙台文学館に行ったのは初めて、常設の井上ひさし氏関連展示に興奮してしまった。
 井上ひさし氏が仙台に居たのは中学3年と、高校3年間の4年間だけ。その間のことは「青葉繁れる」「四十一番の少年」等に詳しく、やはり10代の頃過ごした土地は特別なのだろうと思う。
 
私も多感だったのは大学前半まで、それからしばらく、特に書き残したいようなことは何も記憶していない。

 その井上ひさし氏の最高傑作は何だか知らないが、私は「國語元年」が一番おもしろいと思う。その舞台、南郷家の見取り図などが展示されているのだから、夢中になり老眼鏡まで取り出してじっくり見入ってしまった。






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Last updated  2015/06/26 09:16:27 AM
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