その本の何に魅力感じて購入するか?
表紙絵だったり、簡単に説明されてる紹介文だったりあらすじだったりタイトルだったり。
今回の本はタイトル買いでした。
異世界娘と田舎生活 おい魔神、そっちは田んぼだ。
葉巡明治
異世界娘と田舎生活 おい魔神、そっちは田んぼだ。 ダッシュエックス文庫
葉巡明治
「魔人ですが田舎で生活は可能ですか?」
田舎暮らしが大好きな俺のもと、異世界から魔神がやってきた!?
って帯に書かれてます。
実店舗で本をながめてると帯の文句って購買意欲を刺激します。
版を重ねていくと帯が変わっていくんですよね~。
出版社のイベントの告知になったり。
帯そのものがなくなったり。
さて物語は異世界から「ニチジョー」を求めて来訪した魔神である表紙絵の青髪少女 ナナラギ・ビネコが巻き起こすドタバタって感じなんですが、主人公は田舎暮らしの一般人で異世界で高名なモブキャラである涼城セータです。
なにしろビネコがセータをパートナーに選んだ理由が「特に個性がなく平凡だから」ですから、当然ながらラノベの主人公にありがちなアレな能力とか持ってません。
腕や瞳に謎の力はないです。
さすが伝説のモブ!って感じで普通です。
ちなみにモブって
漫画、アニメ、映画、コンピュータゲームなどに登場する、個々の名前が明かされない群衆のこと。モブキャラクターは原則として名前を持たず、「群衆」として扱われる。漫画やアニメの中で、名前が明かされるキャラクターの背景に描かれる、偶然そこに居合わせた通行人達などが、モブキャラクターの典型的な例である。
モブキャラクターを英語風に表記すると、”mob character”になる。略してモブキャラともいう。また、群集キャラ・背景キャラと呼ばれることがある。俗にザコキャラクターともいう。
「モブ」の語源は英語の”mob”であり、可算名詞での本来の意味は破壊的行動をしかねない無秩序な群衆である。英語の”mob scene”(モブシーン)は、群衆が騒ぎを起こす場面を意味する。
この用語は漫画やアニメにおける隠語であり、よく使われる用語である。一方、英語の実写の映画では使われない用語のため、和製英語と見られる。一般には「エキストラ」と呼ばれる。
モブキャラという語が日本の社会に浸透するにつれ、単に役名が不明な地味な脇役に対しても用いられることがある。最初は名前がないモブキャラクターが、いつのまにかキャラクターとして定着する場合がある。
(Wikipediaより抜粋)
って意味です。
知ってる人は当たり前に知ってるし、知らない人は全然知らない。
そういう知識ですよねこういうのって。
異世界を征服しゾンビを使役し、でも一人称は「ビネコ」
ビネコは自分を自分の名前で呼んじゃうタイプでした。
話しかたとか微妙に「ヘ、ヘス○ィア様っぽい?」って感じる部分もありましたが、ああいうタイプって昔からラノベではよく登場したので気のせいでしょう。他にもボクっ娘とか需要ありますよね~。
ビネコを追いかけてきて異世界での生活苦で自販機の下で硬貨を探す女騎士とか、見た目は清純で中身も一部を除けば清純なのに主人公の自宅近くにエ○本を設置しようとする作られた目的が南○一号的なロボとか、なかなかに面白かったです。
あと、テッパンなお約束な幼馴染の女の子も登場します。
いかにもラノベって雰囲気もタップリで一気に読んでしまえます。
これは続編もありそうだと思いました。
ということで、いつものようにそれほど内容に触れることなく感想を終わりたいと思います。