タイトルからして面白そうなので読んでみました。
都市伝説系彼女。
~永遠子さん救済倶楽部~
おかざき登
都市伝説系彼女。~永遠子さん救済倶楽部~ ダッシュエックス文庫
おかざき登
都市伝説って興味深いです。
あからさまに胡散臭いのからすでに昔ながらの妖怪物語レベルにまで成長してるのまで十把ひとからげに扱われるのがまた面白い。
テケテケなんかは日本全国で名を変え姿を変えで存在してますよねたぶん。
うちのあたりでも別の名前で語られてます。
ポルシェを追い抜いたとか(笑)
この物語にも登場するんですけど、作中ではかなり謎が多い存在です。
単純にテケテケってわけでもなさそうというか。
さて、主人公・多賀谷敬一郎はタイトルがソッチ系で妖怪と言うか怪異というか、そういう存在が登場する物語の中で超現実主義者です。科学で証明できないものは存在しない!みたいな。
そして青春モノ・学園モノのテッパンで幼馴染(小椋寧々子)がいます。
当然ながら可愛い系の。
都市伝説に詳しい男の幼馴染(大野謙吾)もいます。
わかりやすくて良い設定だと思います。
敬一郎は物語り冒頭の高校入学式のシーンで可愛くスタイルも良い同級生・久喜島永久子のスカートがめくれるラッキースケベをしっかり目撃します。
これまた一部の学園モノではテッパンなシーンです。
しかも永久子は妖怪の呪いによりそのときはパ○ツが穿けない状態.....
ハラショーな呪いだと思います。
いわゆる「はいてない(穿いてなくもみえなくもない)」状態ではなく、本当に穿いてませんでした。
そんなのを目撃したら思春期の少年ならとんでもない状態になりそうですけどけっこう冷静でした。
表面的には。
で、幼馴染や同級生と摩訶不思議で不気味で怖い経験をする中で、世の中には今の科学では証明できないこともあるのか.....みたいな心理になったり、さらに永久子とラッキースケベなイベントをこなしたり、もう何冊か続きが出版されて話のストックができたらアニメ化するんじゃねぇーの?って思えるような内容でした。
当然深夜枠で。
あと霊感MAXの同級生で雲林院美加恵瑠(うんりんいんみかえる)って凄まじいキラキラネームの少女も登場し、霊媒体質の教師も登場します。
作中に登場するテケテケはかなり下ネタ的に下品で面白かったです。
最初に書いたように単純なキャラではなさそうですけど。
続編が出たらたぶん買うと思います。
こういう馬鹿で明るくて怪異的な話は好きなので。
都市伝説系というか妖怪変化というか怪異というか、そういうのが描かれたラノベだとシェアード・ワールド・ノベルズ「妖魔夜行」「百鬼夜翔」が面白かったです。
けっこう長編でまた読み返してみたい本です。