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傀儡師の館.Python

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kugutsushi

kugutsushi

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2008.03.06
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カテゴリ:カブロボ
公的年金07年4-12月 7924億円の運用赤字に サブプライムが影響 とか、公的年金、5年ぶりマイナス運用・07年度 とか、ちょっと調べてみる。ちょうど 150兆円の公的年金の積極運用、50兆円程度から始めれば国民の理解得られる=日本版SWF議連で厚労相 とかいう話題もあるので。

年金積立金管理運用独立行政法人 の管理・運用の状況を見る。平成 19 年度第 3 四半期 運用状況を見る。修正総合収益率は -0.89% ってことで、額としては大きいけれど比率としては、これだけの金融混乱の中 1% 未満の損失だから、悪くないんじゃなかろうか。

もっとも、平均利回り 5% 程度しか残せないような運用だろうから、その中で 1% 程度の損失は痛いといえば痛い。運用成績といえば、カリフォルニア州職員退職年金基金(カルパース)がよく引き合いに出されるが、昨年の成績はどうなんだろうかと 調べてみる。2007年のリターンは、2.65% と、さすがに苦労したようだ。それでもプラスなのが優秀。ちなみに、3年間の平均で 12.27%、5年間の平均で 14.63%。アクティブに運用していると凹んだときでもプラスなのね。もっとも、カルパースでさえも膨大なマイナス出したことが以前にはあるようだけど。んー、しかし、カルパースが 2.65% ってことは、ポートフォリオンの中でかなり損失も出したものがあるってことだな。怖っ。

日本の年金に戻って、ちょうどこれから 平成20年4月1日から平成22年3月31日までの基本ポートフォリオ策定等に係るコンサルティング業務の企画競争 が行われるところなのね。さて、どんなポートフォリオになることか。まあ、この先 3年間の話なので、これまでと大きくことなるということはないだろう。日本版 SWF ができるとしても、その後からって感じだろうけど、これに先だって、多少、これまでよりアクティブな提案が受け容れられる可能性はあるのかな。

今のところ、どうやって運用しているか見てみると、92兆8千70億のうち 57.65% が国内債券で、国内株式は 17.88%。残りが海外債券、外国株式、短期資産等ということになる。これに加えて、財投債が 28兆7千627億。

国内株式が 17.88% に注目すると、第1四半期には 21.99% だったのが減っている。これは、計画通りのポートフォリオの移行で、今年はもともと国内株式の比率を低くする予定だったから「売りスタンス」だった年金w。ということで、もし、サブプライムローン問題が発生しなければ、かなりよい成績を残せたはずだったんじゃなかろうか。

要するにさぁ、年金が今年は売りの年だったし、郵貯、簡保も売りの年で、市場に出回る株が増えて頭を押さえていたところに、ドカーンときたから日本株が一番最初にへろへろになってしまったんじゃないか。もちろん、為替の問題とか、外国人の売りとかがこれに拍車をかけていったわけだろうけど、外国系の証券会社は容赦なくこの弱点を見切って強い売り体勢だったんじゃないかなと。長期投資をやっている人も、そのあたりの事情をよく理解していて、ここが売り時だなと夏場に売り払ってベアスタンスになって、これに拍車をかけることになった。

今にして思うと、なあんだって感じ。調べれば調べるほど、ここまで落ちて当然だワイという感じがする今日この頃。でもって、証券会社とかは、分かっていて、ここまで下げるのはおかしいとか、何度も言ってきたわけで詐欺だなこりゃ。

いろいろ考えると、日経平均は多分 3ヶ月以内に 12000円を切ることがあるように思えてきた。米国がやたらときな臭い。バーナンキちゃまが先日、米国株を大幅安させる失言をしたようだが、みんな分かっているからこそ言わないで欲しいといういことを言ってしまったからって感じなんじゃなかろうか。

サブプライムローンの大問題は6割程度は終わったものかと思っていたら、米ゴールドマンCEO:信用市場危機は半分を過ぎただけの可能性も とか言い始めているゴールドマン様。まあ、これから悪い決算出すところだしw

一般人の目はすでにサブプライムローン問題よりも、景気後退に目が行っているものの、金融関係筋の方々は、やべーよなぁ、やべーよなぁ、とつぶやく日々なんでしょう。分からない方が幸せということが世の中にはあるw ということで、今日は反発するようなタイミングだったから日経平均は上げたけれど、まだ、怖い局面がこれから来そうな予感と。詳細は理解できなくても臭いはするんだよなぁ。

ちなみに、商社株がすごく買われていて市場を支えているような感じだけれど、もうすぐ息切れすんじゃないかなという感じ。今週来週で無理矢理にでももっと上げないと、あとは落ちるってイメージ。もっとも、もっと上げたあとに支えられるかって言ったら、やっぱり、難しいんじゃなかろうか。ちょうど、鉄は強いって買わせた局面と似てるような気がする。


なかのひと






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Last updated  2008.03.06 23:47:41
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