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カテゴリ:どうでもいいこと
池田信夫 blog の 日本の新聞サイトのリンクはなぜ切れるのか を読む。
そして、
と。ほんとに日本の新聞社のウェブサイトは低品質。 単にリンクが早く切れるだけでなくて、間違いがあっても、いつの間にか直して訂正を入れないのがもっぱら。以前も、スポーツ報知が「三菱UFJの損失が5100億円規」と報じる とか、粉飾決算で 1700円の支払い命令 (Fujisankei)とか報じているところがあることは書いた。とってもいいかげん。 いいかげんな情報をたくさん流すから、早期に消したくなるんじゃなかろうかw ロイターのネット上の存在感が一段と高くなり始めたのを感じたのは、 日々、存在感を増すロイターの経済ニュースなど (2007.10.14) あたりかな。 それ以前に、株価予想のためのフィルタ技法入門等 (2007.09.11) を書いたときにも、
と書いている。 そして、 東北大、中国科学院に材料科学分野のランキングで負ける (2008.04.22) では、トムソン・ロイターで威力が強まっていることを実は書いている。 この数ヶ月、ロイターって、誰か日本の新聞社のいい人引っこ抜いてウェブサイトの編集とかにもっていっているんだろうか。いちだんと幅広い層が参照するような方向性にもっていっている。純国産の新聞社やばい。 だいたい、日本の新聞社のウェブサイトって、時事通信社や共同通信社からの記事垂れ流しも多いわけで、そもそも垂れ流し記事なら意味ないわけで、垂れ流しじゃないところでどうやって存在感を作るか、垂れ流しにしても垂れ流しの仕方を工夫するなりすればよいのに。まあ、垂れ流し記事だからこそ、一定期間たったらひっこめなきゃいけないという事情もあるんだろうけど。 悲しいのは垂れ流しじゃない記者が書いた記事とか、どーしようもない記事を出している新聞社もあるし。社会問題もまともにえぐれず、朝日新聞のダブルスタンダード とか書かれている朝日新聞。 ロイターのセマンティックタグサービスAPI Calaris とかいう方向があるが、あと数ヶ月で日本語対応するだろうし、ネットユーザーのロイターびいきが強まる可能性がある。 でやっぱり、日本の新聞社の話よりも、ブルームバーグの日本での次の一手の方が興味ある。Infoseek なんかにも ブルームバーグの記事の配信 はあるが、あまりマスに対してのアプローチが明確でない。プロ向けがうまくいけばよいのだという会社である面は否定できないが、シェアを考えるとすでにトムソンロイターと同等になってしまったから、圧倒的な覇者といえない状態。トムソンロイターがマスも取り込みながらさらに売上げを伸ばしてシェアを高めると、ヘッドライン一発効果も薄れてしまう。 ブルームバーグテレビジョン のネット経由の有料配信にしても、ブルームバーグの情報配信に注目する動機があるからこそであって、マスをおろそかにしたら、これも売れない。プロの市場は食い尽くしているわけで、売上げを伸ばそうとしたらマスをどうつかむか。やっぱり次の一手が望まれる。ちなみにブルームバーグテレビジョンはそっけないけどまともで良質。ロイターのように煽りが強くない。ロイターが動脈系だとすれば、ブルームバーグは静脈系のイメージ。 ヘッドライン一発効果ということでは、日経新聞一面効果も、以前に比べてかなり劣ったものになってんじゃないのかなぁ。日経新聞は、戻り相場に乗れない個人=嶋田有(08/4/28) とか記事が出ているが、そういう流れを作った一因は日経にあるのでは。。。。 ちなみに、日経ヴェリタスは、トップページに現状の編集局としてのポジティブ、ネガティブを単純に示すなどすれば(短期、中期、長期)、ページ参照が増えるはず。外れてもいい。編集部としての現状のポジションを明確にすればいい。日経のサイトはもっとおもしろくできる。日本というローカル市場限定とはいえ、ロイターに対抗できるのは日経しかないんだから、日経にはがんばってほしいものだ。 とにかく、日本の新聞はパーマネントリンクを貼れるような作りと仕組みにしてもらいたいものだ。そうすれば、見る人も増える。リンクが切れるから、言及してもしょうがない。切れないところでニュース見よう。この流れを甘く見過ぎている。せめて、速報系の消えてしまうものは明示して、残るものは残るマークでもつければいい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.04.30 05:16:58
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