傀儡師の館.Python

いいニュースと悪いニュースとどっちがいいって感じで、米バンカメがメリル買収を発表、500億ドル相当の株式交換で と 米リーマン、経営破たん 破産法１１条を申請。とうとう大物破綻かぁ。グリーンスパン前ＦＲＢ議長：今の金融危機は｢100年に一度の大事件｣ なのねぇ。サブプライム損失　世界で１１８兆円試算 っていうけど、ゼロサムゲームなら、この損失分は誰が得したんだろう。途中の過程でリーマンの人とか金融関連の人の給与とか賞与に消えちゃったのかなぁ。インチキゲームの後始末はまだ続くか。ふぅ。

それはさておき、半月近く海外に行っていたのだが、無事帰国。日本に返ってきてほっと一息。なんだかんだで日本は楽。それにしても、海外にいるときに福田首相辞任ニュースとか見て、おやまあ、やっちゃって。まさか、日経平均が最安値を付けやすい状況で辞任するとは思わなかったが、やっぱりやっちゃったかという感じもする。でも、日本の証券会社なんかも、売りで固めていただろうから、安全に買い戻しができて、密かにけっこう喜んだんじゃなかろうか。でもって、さらにリーマン破綻で、売り方の勝利確定。ここから、また仕切り直しで新たな情報戦が始まるかな。

ところで、半月ばかりマレーシアに行っていたのだが、やっぱり、トヨタやホンダ、パナソニックといったメーカーって強いんだなぁと改めて認識。たくさん、トヨタやホンダ、三菱自動車などが走っていた。日産ってマレーシアで人気薄なのかな。もろ日本車だけでなく日系企業とマレーシア企業との提携しているものもあるみたいだから、日本との関わり方はかなり大きいみたい。電気製品を扱っている店に行ったらパナソニックの大型液晶テレビとかもあった。携帯電話はたくさん売られているけれど日本のメーカーはダメなのかな。ちゃんと見てないから分からないが存在感は感じられなかった。パソコンはエイサーとか強いのかな。デジカメは日本製ってけっこう強いのかな。オリンパスなんかも。まあ、街をふらついての感覚的な印象だけど。

ちなみに、マレーシアは公共交通があまり発達していないので、車に頼っている。完全な車社会。故に渋滞がひどい。ちょうどラマダンの時期にあたったが、夕方からは食事に出る人がたくさんで渋滞をさらに酷くしていた。旅行者はタクシーに頼らざるを得ないが、料金が滅茶苦茶。もうちっとどうにかならないもんかねぇ。食事は暑い国だけあってスパイシー。とてもおいしいかった。華僑も多いので中華もおいしい。

ラマダンの時期ってホテルのレストランのかき入れ時なのねぇなんてこともおもしろかった。マレーシアはイスラム国家な一方で経済は華僑系が握っている印象。インド人系とかも、それなりの数がいるようだけど、比較的下層に位置している印象。Kuala Lumpur. Batu Cave あたり行ってみるとヒンズー教徒の存在が感じられる。

帰りの空港で気がついたのは、イスラム系っぽく見える人って、空港のチェックがやたらと厳しかったこと。とんでもなく時間がかかるので、並ぶときにはイスラム系っぽく見える人がいない列に並んだ方が早い。幸い日本人はすんなり通れる。空港内のチェックは日本より厳しく緊張感がある。成田に返ってきて、ほっとする。ふぬけになる感じ。日本はやっぱり、なんだかんだで他の国よりも安全な雰囲気で安心だわなぁって改めて感じる。貧富の差とかいっても、やっぱり他の国に比べると、比較的小さいわけだし。でも、やっぱり完了ウハウハ国家というのはあまり気持ちがよくない。

それにしても、事故米食用転売：三笠フーズ、検査時に工程偽装　のり用粉加工に とか酷いニュースは相変わらず。農水相が内部告発をいい加減に扱って、グルになっていたと思われてもおかしくないのも相変わらず。担当者は大量にさばける三笠フーズを重宝がって、あれこれ融通を利かせていたのだろうから、これまた悪質。

ポテンシャルとしては、日本ってまだまだ捨てたもんじゃないって思うのだけど、皆、背に腹は替えられないで悪事をはたらきすぎ。卑しいの一言。

三井住友は相変わらず、反社会勢力との縁が切れずなのかなぁ。不正融資１００億円焦げ付き「三井住友銀行員にリベート」。商社にしても 三菱商事が手を染めた関税逃れ 制度の歪み突いた「裏ポーク」 とかだし。

安心社会というよりも、節度ある社会の再構築が必要だわね。うまくやる奴が儲けて貧富の差ができるのは OK でも、インチキはダメよというのを徹底すべき。メガバンクがいまだに反社会勢力とつるんでいるようじゃなぁ。みずほ銀行行員、電車内で女性の下半身を触り現行犯逮捕　1年間同じ女性に痴漢行為か みたいのは問題外として。こういうのは銀行が責任とるような話じゃないけど、反社会勢力とのつながりの場合は一個人だけの問題じゃないからね。