カテゴリ:成年後見
「とにかく早く後見の申立をして下さい!!!」
というお話をいただきました。 後見の相談というのは面白いもので、 困っていることが後見制度で解決できるのかどうか? ということを相談者の方が理解していないことが多いのです。 ですから、よくよくお話を聞いて、 そもそも後見制度を使って解決する問題なのかどうか? ということを判断しなければなりません。 今回の相談は、 親族の方が入院してしまったが、その入院費の支払をするために、 入院した方の預貯金を使えるように後見の申立をしたい、 というものでした。 ただ、お医者さんの診断によると余命数ヶ月とのお話でしたので、 後見の申立をしているうちに、 お亡くなりになってしまう可能性が高いようでした。 相談をしていただいた方は、 とにかく色々なことがいっぺんに起こってしまって 軽いパニック状態のようでしたが、 お話を聞いているうちに少し落ち着いてきたようでした。 病院に事情を説明したり、 親戚同士でお金を立て替えておくなどすれば、 後見の申立をしないで今回の事件を乗り切れるのではないか? ということをご説明すると、 なんとかなりそうだなという感触を持ってもらったようです。 後見の申立をするのには、必ず何らかの理由があります。 相談者の方の勢いや感情に乗せられることなく、 よくよくお話を聞くことが大切だな~と改めて感じる出来事でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Feb 21, 2007 07:26:21 AM
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