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テーマ:タイ(3327)
カテゴリ:日記
「タイって国は、政府が急進的になると、きまって自浄作用が働く国なんですよ」
大学院のゼミの先生がおっしゃった言葉が、まさしく当たりました。 しかし軍のクーデターが今の時代に起こるとはビックリです。 私はまだまだタイのことを分かっていないなと痛感。 そのゼミの先生、現在バンコクに長期滞在中。 今朝早速レポートをメールで送ってくださいました。 その鋭い分析に、朝から感嘆しています。 さて、 「国王を元首とする民主主義体制下の統治改革団」によって今日発出された布告第3号で、 1.1997年憲法を廃止。 2.上院、下院、内閣、憲法裁判所を廃止。 3.枢密院は地位を継続。 4.憲法裁判所を除く各裁判所は、法律および国王を元首とする民主主義体制下の 統治改革団布告にもとづく訴訟審理・判決権を有する。 ことになりました。 なんだか70年代にタイムスリップしたみたいです(汗) ま、これによりタクシンさんは、今日付けで首相を解任されたことになります。 でもついさきほど、日本の某FM局のニュースでは「タイのタクシン首相」と言っていました。 まだ国際的には認められていないということなのでしょう。 良くも悪くも、これがタイの政治システムなのだと思います。 市民も平静に公務員や銀行員以外は通常通り仕事をしているようですし。 「平和なクーデター」として落ち着くところに落ち着くのだと思われます。 戦車が道を封鎖している写真 国王を元首とする民主主義体制下の統治改革団リーダのソンティ陸軍司令官 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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