1471648 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

PORTAMI CON TE。。。

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

Calendar

Category

Comments

 背番号のないエース0829@ ファザード 「水を抱く女」に、上記の内容について記…
 ねこにゃん@ Re:ベルルスコーニさんのお屋敷(02/03) Chieさん、お久しぶりですね。 さて、アル…
 lucioah@ Re:ソコにピアノがある理由(05/16) パネルの男性はMogolではなく、イタリアで…
 Marco@ Re:ポンテ・ヴェッキオと逆さフィレンツェ(10/18) 千恵さん、2013年になりました。新年…
 Marco@ 降誕祭 千恵さん、メリークリスマス!
 maroa@ Re:ポンテ・ヴェッキオと逆さフィレンツェ(10/18) ciao-chieさん、お久しぶりです!maroaで…
 ヴィーナさん@ Re:ポンテ・ヴェッキオと逆さフィレンツェ(10/18) まさに逆さフィレンツェですね! 私もフィ…
 ciami@ Re:ポンテ・ヴェッキオと逆さフィレンツェ(10/18) 上から見ても、下から見ても、美しい町で…
 つよQ@ 逆さフィレンツェ! すんばらしいお写真、とってもとってもき…
 ciao-chie.@ Re:おひさしぶりんりん(10/14) つよQさんへ♪ >あ~~ん、ありがとうご…

Archives

June , 2024
May , 2024
April , 2024
March , 2024
February , 2024
January , 2024
December , 2023
November , 2023
October , 2023
September , 2023

Favorite Blog

早川鉄平の切り絵 ciamiさん

鈴木まもる『火の鳥… mizumizu4329さん

....Ciao!   ciao-chieさん
イタリア人嫁徒然日記 るびさくらさん
Fastest Lap Strikes Back!!さん
閣下の酒肉会--アン… akimatamanegiさん
元客船アテンダント… maroaさん
サルデーニャの海と… MHSYさん
Benvenuti alla came… cikoさん
ヨーロッパ  レンタ… atelier cocoさん

Profile

ciao-chie.

ciao-chie.

Freepage List

Keyword Search

▼キーワード検索

Headline News

Rakuten Card

Recent Posts

May 13, 2009
XML
      palazzo d. Pilotta.JPG


パルマ川のほとりに建つ、大きなお屋敷。中世パルマ公国の領主、ファルネーゼ家の宮殿だったところです。
一般にはピロッタ宮殿と呼ばれていますが、大きな建物は現在国立美術館や、考古学博物館として公開されています。

宮殿というよりはお城といったほうがよさそうなくらい大きな建物は、1階部分はこうした回廊が多く、実際にパルマ川とパルマの町とをつなぐトンネルのような感じがします。






         palazzo di Pilotta.JPG


この建物の3階部分が美術館。
光と影のコントラストが建物に生気を与えていますが、日中は日差しが強いこの時期、石造りの大きな建物は日陰に入るとひんやり、さわやか。

気候そのものも、湿気が少ないからか、日差しをさえぎればずいぶんと涼しく感じます。






      pal.Pilotta.JPG




「イタリア都市の諸相」の著者、野口昌夫氏は、著書の中でイタリアにおける納涼の3原則として
1)、ガラスを通る日射をさえぎるためにペルシアーナ(よろい戸)を閉める
2)、外の熱い空気が入らないようにガラス戸も閉める
3)、電球も多少の熱を発するから消す

と書いています。
私たちがこの3原則を想像すると、『真夏の昼下がり、よろい戸も窓も締め切って真っ暗な部屋で過ごすイタリア人びっくり』ということで、カナリ違和感を感じるかと思います(笑)

でも、自分でも実際に夏にイタリアに行ってみて、この3原則がちっとも大げさでないことを知りました。

これも野口氏の受け売りなのですが、高温多湿に暮らす私たちにとっては涼をもたらすモノは「風」。じっとりとした重たい暑さを揺らす風の存在こそが涼を感じる「イメージ」なので、窓を閉め切るどころか、「打ち水」、「うちわ」、「すだれ」、「風鈴」といった小道具で涼を演出してきました。

対するイタリアはというと、カラっと乾いた地中海性気候。重たくのしかかるような湿度がなければ、単純に熱伝導を遮断することによって現実的な「涼」を取ることができる、ということなんですネ。

いわゆる「断熱」にこだわった住まい造りだからこそ、こうして数百年前の建物に暮らすことができるのかもしれません。






      パルマ.JPG


外に出れば、灼熱の日差し晴れ

古いお屋敷の日陰にたたずみながら、「涼」の取り方にもお国柄があるということをぼんやりと思い出していた私です。。。ウィンク










お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  May 13, 2009 06:49:25 AM
コメント(2) | コメントを書く
[EMILIA-ROMAGNA ~エミリア・ロマーニア~] カテゴリの最新記事



© Rakuten Group, Inc.