清酒の価格
アダム・スミスに依れば、「価格は需要と供給のバランスによって決まる。」 『国富論』だが、先日の漁師さんたちの出漁ストライキを見ても、ちょっと安過ぎはしないか?と思うことが多い。彼らには、価格設定の権利が与えられていない。競りによって価格が決まるからだ。これは、野菜なども同じで、大豊作になると、出荷せずに、トラクターで潰すなどがされる。清酒もオークションに随分と出されるが、「十四代」のような酒なら高額になるが、いわゆる普通の酒は希望小売価格より安い。清酒の需要が少ないのが、大きな要因だろう。傍で見ていても、原価割れしているのでは と心配になる 私の定番酒の一つ 「東北泉」 純米山田錦 は山田錦を 50% した品のある酒。この酒が 3,570円は十分買い得と思う。そして、味も、価格も基準とする酒でもある。 「山鶴」 純米大吟醸 竹風万葉 も何度も呑んでいるが、オークションでの落札価格は信じられないほど 御蔵の希望小売価格は妥当と思う。でも、多くの方々には、高いとしか思えないのだろうな。