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カテゴリ:教育論
先日来、いじめ問題で騒がれていた岐阜の某中のバスケットボール部が解散した。 これは、まさに偶々表ざたになっただけで、いわゆる「部活」における問題はきっと山ほどあるだろう。 要するに、活動時間が長すぎるのである。これに関して、猫ギターさんが、書いておられる。是非参照されたい。 今までも、何人もの塾生が「部活が抜けられない」という理由で塾を辞めていった。(勿論、部活を止めた者もいるが少数派だ。) 問題なのは、長時間の拘束(朝練・放課後延々と・土日もない・・・)と「指導者」と称する、権力的な人間の存在だ。当然のことながら、それらを黙認している保護者の責任もある。 徹底的に塾に来させないような方針をとった「顧問」に対しては「訴訟」も考えたことがある。結局実行はしなかったが。 今回の「いじめ」との関連にしても、文科省は「未履修問題」に対しては、かなり厳しい政策を採りながら、部活に対しては放置のように見える。 多くの「スポーツ」が「愛国心」を養い、「優秀な兵士」としての訓練に役立つからだろうか? くしくも、今日の朝日新聞の「教育再生」のコーナーに数学者にして大道芸人の「ピーター・フランクル氏」の意見が掲載されていた。曰く、「日本人は部活中毒」であると。 他にも、いろいろな活動があり、価値があることを教えることこそ重要なのだ、ということ(だったと思う)。 彼は、早期の英語教育についても否定的だ。確かに、母国語で論理的な話が出来ない人間が英語で出来るはずもない。 部活にメスを入れなければならないと思っている教師も多いと聞く。しかし、「力」を持っている体育会系の教師は、「学校秩序」の要だと自負しているに違いない。 まさに、社会のミニチュアが垣間見える。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.11.08 16:33:37
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